おもちゃに飛びつく猫 それを見た赤ちゃんが人生初の大爆笑

 昨年秋からスタートした人間の赤ちゃんと猫2匹の同居生活。赤ちゃんが猫たちを一切見ない“アウトオブ眼中期”が冬の間は続いていました。(参照

 そして赤ちゃんが猫を一切認識できない時期が過ぎると、すぐ近くを猫が走っていった時に限り、「今の何だろう?」といった程度にチラっと見る“チラ見期”へ。

 この頃の赤ちゃんの目には、猫はどう映っていたのでしょうか? 動くもの、ニャーと鳴き声を出すもの……。生き物としての認識は、まだなかったかもしれません。

遊びながらも、猫たちが気になる赤ちゃん
遊びながらも、猫たちが気になる赤ちゃん

“猫ちゃん、こんにちは期”は生後5~6か月

 猫たちの存在を赤ちゃんがしっかりと認識し始めた“猫ちゃん、こんにちは期”は、生後5~6か月の頃でした。猫が音を立てなくても、すぐそばにいなくても、じぃっと見るようになったのです。

 ようやく、猫らの存在に気づいてくれたのね…! ここまで半年近くかかるなんて、思ってもみませんでした。

 その頃の赤ちゃんといえば、声を出して笑うようになってきたころでした。くすぐったり、おもちゃを見せてあやすと、「アハハ」と笑うようになったのです。ヒトが声を出して笑えるようになるのも、結構月日がかかるものです。

 そんなある夜、いつものように、サビ猫の「あんず」が夫に遊びを要求して鳴いてきました。あんずはすぐそばで夫の夕食が終わるのを待ち、最後の一口が終わった途端に鳴き始めることが多いです。

「ちょっと待って、もう少し休ませて~」など言っても、あんずは一切要求を緩めません。

 2分しかもたずに根負けした夫が「じゃ、遊ぶか」と言って腰を上げるのも、毎度のことです。

 夫が腰を上げるだけで、あんずは遊び要求の鳴きより少し高い声で「ニャーニャー」と歓喜の鳴き声をあげ、おもちゃ箱までついていって、夫のまわりをウロウロと歩き回ります。

「今日はこれで遊ぼうか」

遊ぶ猫を見て赤ちゃんが!

 ぐずっていた赤ちゃんを私が抱っこしていたすぐそばに、夫が猫のおもちゃをポトンと落としました。すると……。

「アハハハ!」

 あんずがおもちゃに飛びかかる前に、赤ちゃんがおもちゃを見て笑い出しました。さっきまでぐすっていたはずなのに笑顔です。

「何が面白いの~!?」

 それは、キラキラ光る針金と羽がついていて、あんずももう1匹の猫モモも大好きなおもちゃでした。キラキラしているところが楽しいのか、ちょっと動いているのが面白いのか、よくわかりませんが、赤ちゃんはおもちゃを見て満面の笑みです。

「一緒に遊ぶ?」
「一緒に遊ぶ?」

 夫がおもちゃを動かすと、あんずがおもちゃにババっと飛びかかります。モモもやって来て、交互におもちゃに飛びついています。すると今度は……。

「キャハハハハハ!!!」

 赤ちゃんは、おもちゃに飛びつく猫たちを見て、大爆笑したのです。

 この頃の赤ちゃんは、くすぐったり、あやしたりすると、声を出してよく笑うようにはなりましたが、何かを見ただけで大爆笑する、というのは、これが初めてでした。

「人生初の大爆笑は、猫らがおもちゃで遊ぶところを見て」と母子手帳に書き込まなければなりません。彼女のその後の人生にも大きく関わるかもしれない大事件なのですから。

 その後も、2匹の猫らが交互におもちゃに飛びつく様を見て、「アハハハ!」と笑う赤ちゃん。おもちゃと猫がセットで、赤ちゃんにとっての娯楽となったようです。

 まぁ、確かに、目の前で猫みたいな生き物が飛び回っているのを初めて見たら面白いかもな……。我々大人にとってはいつもの光景が、純真無垢な赤ちゃんにとっては、最高のエンターテインメントだったようです。

 この出来事は、ヒトと猫の観察記録としても、大変興味深いものとなりました。

(ヤスダユキ)

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