猫15歳、白髪チラホラ、衰えも ピッタリな“大人の階段”発見

   猫も年齢を重ねると、体形が変わり、高い所の上り下りに苦労し、忘れっぽくもなって…。つい若い頃と比較しがちですが、加齢は仕方ないもの。衰えが見え始めたわが家の高齢猫に、ぴったり“大人の階段”が見つかりました。

(末尾に写真特集があります)

黒い体に白い毛がチラホラ

「あれ? 白髪が増えてる。あっ、ここにも!」

 最近、愛猫「イヌオ」の口回りや背中、胸元に白い毛がチラホラ増えてきました。黒猫だから、白髪がとっても目立ちます。

   イヌオは去年の10月に15歳の誕生日を迎えました。猫の15歳は、人間でいえば約76歳。先住の猫は17歳を超えても運動神経がさほど衰えなかったのですが、個体差もあるのでしょう。イヌオには最近、加齢の波が押し寄せています。

   1歳の猫「はっぴー」と比べてはかわいそうですが、同じぐらいの体重の「はっぴー」はムチムチの体ですが、「イヌオ」はお肉が下がった感じ。歩き方もどこかぎこちなく遅く、寝ていることも多くなりました。

   よく過ごしているのは、セミダブルベッドの上ですが、上る時も下りる時も“よっこらしょ”というように息をつく。あるとき、下りたいのに下りられない感じでうろうろしていました。「えっ、ベッドから下りられなくなっちゃったの? これはいよいよだ」とショックを受けました。でも、そのあとで「このベッドが普通のより高い」ということを思い出しました。

「これは楽だニャ-」
「これは楽だニャ-」

高いベッドも楽々上り下り

 うちではベッドの下に収納ボックスを入れられるように長い足を取り付けているため、床からマットレスの上まで50センチはあります。その50センチが、イヌオを困らせているようでした。もう少し低いソファへの上り下りは難なくできるけれど、それ以上はきつそうだったのです。なんとか負担を少なくしてあげられないか、考えました。

   以前、シニア犬を飼っている友人宅に遊びに行った時に、ベッド脇に犬が下りるための数段の階段が置いてあったのを思い出し、私もペット用階段を探すことにしました。木製、布製、といくつかの候補の中から革製カバーの2段(堅めの芯材をウレタンで包んでいる)を選び、設置してみました。

   すると、イヌオは腰の負担が軽くなるのに気づき、待ってましたとばかり、このステップを使うようになりました。水を飲みにいく時も、トイレに行く時も、“ああ便利”と声が聞こえてきそう。いつもの場所にステップがないと、“ありませんけど~”と要求鳴きをするほど。心なしか、前よりベッドから下りて歩く時間が増えたようです。

   今まで、猫のために高価なグッズを買って、見向きもされなかったことは数知れず。ところがステップは思った以上に使ってくれて役立ちました。犬用ですが、猫にもばっちりです。

   関節によいというオメガ3脂肪酸のカプセル(サプリ)も病院でもらいながら、イヌオの足腰を見守っているところです。

   しかし、ほっとしたのもつかの間、また問題が起きました。

   近頃、「はっぴー」がいたわるように「イヌオ」ばあちゃんをよく舐めるですが、なぜか背中の白髪の辺りばかりをザリザリするので、イヌオの背中の毛が脱けてきてしまったのです。

「白髪の次は、ハゲ……!? 優しく舐めてやってほしいけど、頼むから同じところはやめて~」

藤村かおり
ペットライター。小説等の創作活動を経て90年代後半から、ペットの取材を手掛ける。2011年~2017年週刊朝日記者、2017年からsippoメインライター。丹念な取材と独自の目線から、動物と人の絆、動物と共に生きる人の心をすくい取る記事に定評がある。ペット関連の著書に『長寿猫』『明日にアクセス』など。現在は保護した黒猫、キジ猫と暮らす。

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この特集について
ねこ飼い日記
古い魚屋の天井が崩れ、落ちてきた子猫「はっぴー」。その成長と、引き取った筆者との生活ぶりを同時進行でつづっています。
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