猫草へのアプローチは猫それぞれ 枯れた草好きもいたとは
猫草は、多くがイネ科の植物。猫には歯ごたえがよく、かむと気持ち良くて楽しい。おなかが刺激され、たまった毛を出すきっかけにもなる。
買う時、どの程度に育った長さがベストなのか? うちの場合、土から5、6センチが理想。いい長さだあ、と思う。しっかり育っているとすぐ枯れそうだし、短いと猫はかみづらい。今を叶(かな)え、先に長く使用できる長さ、それが5、6センチ。
猫たちもまた、猫草へのアプローチがそれぞれで違っている。うちのチャッピーはゆっくりと、かみしめるようにハグハグする。グーグーは違う。
おもいっきりかんで引っ張る。だから重くない猫草はひっくり返りそうになり、皿の上で、斜めになってしまう。場合によっては、皿から飛び出てひっくり返る。
そんな状態の猫草にチャッピーは近づかない。元に戻すと「やれやれ」という感じでやってくる。グーグーがまたマイナスポイント。チャッピーから見放されていく。
うちで猫草を今すぐ必ず欲しいとなると、訪ねる店は1軒だ。その花屋さんは常に我が家の理想である5、6センチを売っている。妻に言わせると、最初はとんでもない店だと思ったらしい。
その花屋さんは猫を飼っていて、店先にその猫がゆったりと横になっていたりする。初めて通りかかった時、その周りに置いてある猫草がすべて枯れていたというのだ。
猫を飼っているのに何この店!? 猫の気持ちがわかってない! と、怒っていたら、次に通ると、理想の長さ、新鮮な猫草が店先に。それから、通りかかる度に気にしていると、常に万全のものがある。
妻は、店主と親しくなって、最初に目にした枯れた猫草のことを尋ねた。なんと、そこで飼われている猫は、枯れた猫草しか食べないというのだ。その猫のために、置いていたのをたまたま目撃したということ。
枯れた猫草しか食べない猫もいるらしいですよ。なんか、牛みたいですね。あ、あと、猫草、間違って観賞用に買った人いませんよね?
sippoのおすすめ企画
「sippoストーリー」は、みなさまの投稿でつくるコーナーです。飼い主さんだけが知っている、ペットとのとっておきのストーリーを、かわいい写真とともにご紹介します!
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。