食欲不振の愛犬のために「幻のメニュー」を復活させてみた!
愛犬の食欲が安定しないーー。1カ月半ぐらい前からでしょうか、そんな状態が続きました。
わが家の愛犬「ぷりぷり」は幼いころ、吐いたり下痢したりを繰り返し、IBD(炎症性腸疾患)と診断されました。市販のドッグフードは合わないとの判断で、動物病院の先生の指導のもと手作りごはんに。ぷりにはとても合っていたようで、IBDの症状はおさまりました。以来、手作りを続けています。
すっかり食いしん坊キャラになったぷりぷりですが、避妊手術をする前、ヒート(発情期)になると食欲が激減。2~3カ月間、食事を出しても「クンクン、ぷいっ!」という状態が続きました。
少しでも食べてほしい。ふと思いついたのが、偏食の子どももハンバーグにして色々混ぜこむと気づかず食べちゃうという、あれ。ぷりの場合、時期的なもので好き嫌いをしているわけではなかったけれど、ちょっとでも食欲を刺激できるならと挑戦することに。
と言っても、単に肉やら野菜やらをフードプロセッサーにかけてタネを作り、丸めて焼くだけですが。
しかし、目先が変わったのがよかったのか、いつもの煮込むタイプのごはんよりも食いつきがよくなりました。ヒートの時期はこの特製ハンバーグ、名付けて「ぷりバーグ」で乗り切ることができたのです。
避妊手術後はそうしたこともなくなり、ぷりバーグは封印。「幻のメニュー」に。が、ここにきての食欲不振。年齢的なもの? 夏は大根が辛くてイヤなのかな、小松菜のえぐみが気になるの?……とあれこれ悩みました。
ワンコのしつけ的には、わがままで食べなくなっていることもあるので、出して食べなかったらすぐ引き下げる、おなかがすけば諦めて食べる……などと言われます。それはわかってるんだけど、でもでも食べないとやっぱり心配。それが本音でした。
そこで、ぷりバーグをもう一度作ってみることに。懐かしのメニュー復活です。当時と食材はちょっと違うものの、材料を全部混ぜて焼くというレシピは同じ。かぼちゃは別に蒸してマッシュに。水分が多いとタネがまとまらないので大根は使わず、小松菜が多すぎるとめちゃくちゃ緑になってしまうので少し減らしました。
久々のぷりバーグ、完成です!
かぼちゃやニンジンの甘みが強まり、絶対量が減ったこともあって、ぷりぷり完食。よっしゃ!
実は、去年から闘病している無菌性結節性脂肪織炎という病気が再燃し、大きなコブができて少しずつ大きくなっていました。なんとかはじけないようにと気をつけながら経過観察していたのですが、おそらくそれが原因で食欲不振になっていたようです。
残念なことにコブは大爆発。またもや巨大な傷ができてしまい、本当に本当に落ち込みました。病気についてはそのうちまとめて書こうと思っていますが、しかし、コブが弾けたことで本人ならぬ本犬はスッキリしたのか食欲回復。再びモリモリと食べ始めました。
ひと安心。でも、いつも同じごはんじゃ飽きちゃうかもなぁ……と、ぷりバーグは今後も続けることに。今、朝がぷりバーグ、夜は従来の煮込みごはんという献立。バーグには、カサ増しにしいたけと昆布の出汁で煮たカブもトッピング。ちょっと手間はかかりますが、おいしそうにガツガツと食べてくれると、母ちゃんの苦労なんて吹っ飛びます。
どうでもいい話ですが、わが家ではぷりバーグを出すとき、「バ~グバ~グぷりバーグ♪」と歌うのがルール。ニャンコさんたちが大好きな、あのチュルッとしたオヤツのCMソングに合わせて。毎日バカ親子です(笑)。
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