猫7歳はむずかしいお年頃? 遊びたい、けど盛り上がれない!

すごく狭いスペース(地上2m)で仲良くくつろぐ、あんず(右)とモモ
すごく狭いスペース(地上2m)で仲良くくつろぐ、あんず(右)とモモ

 むずかしいお年頃というと、人間では思春期に当たるでしょうが、猫なら何歳の頃なのでしょうか。

 我が家のサビ猫・あんずは7歳になりました。猫の7歳といえば、中高齢期、シニア期などと呼ばれ、“健康に気を付けるべき歳をとった猫”に差しかかる年齢ですが、まだまだ子どものような無邪気さを見せてくれています。

 幼い頃に不妊去勢手術をした飼い猫というものは、だいたいが精神的に幼いままと言われているにしても、甘えぶりや遊び方が幼猫の頃からほとんど変わらないな、なんて思っていました。

 しかし、つい最近、ちょっとした変化が表れだしたのです。

 あんずは毎日、人間が夕食を食べ終わるかどうかくらいに、遊びの要求を始めます。

“食べ終わった? 食べ終わったなら、遊んでよね!”とでも言わんばかりに、「ニャー!ニャー!!」と主張します。

「まだ食べてるよー。もうちょっと待って」

 と食べながら伝えれば、“そうか、まだなのね”といった感じで、大人しく引き下がり、お行儀よく待ちます。この辺は、ある程度大人になって物分かりがよくなりました。

フミフミは毎日のおしごと
フミフミは毎日のおしごと

 しかし、食後にちょっとでも休もうものなら、“休んでるなら、遊んでーー!”とばかりに、激しく鳴き始め、太ももやお腹に登り始めます。

「わかったよー、遊ぼうね」

 と立ち上がると、あんずは「ニャァ! ンニャァァ!!」と大喜び。これが見たくて、つい少しだけ、じらしてしまいます。

 棚の前でおもちゃを選んでいると、“早く! 早く!”とキラキラした表情。

「今日はこれで遊ぼうー」

 と言って、遊びがスタートするのですが……。

 あんずは最初の10秒ほどはおもちゃを追いかけても、すぐに物陰に隠れ、陰からおもちゃをにらみます。

 物陰に隠れて、おもちゃに突撃する遊びかな?と思い、3分ほどおもちゃを動かしたり、止めたりしても、一向に出てきません。

 それでも、あんずの興味が出るように、一生懸命おもちゃを動かしていると、ダッ!と駆け出してきて、おもちゃに突進するのですが、それも一瞬で、またどこかに隠れてしまいます。

恐ろしげな顔で甘える
恐ろしげな顔で甘える

 今までなら、おもちゃに何度も突撃したり、おもちゃを噛んだり蹴ったり、ジャンプしたり、走り回ったり、大暴れしていたのが、それほど興奮しないのです。

「あんずちゃん、やっぱり遊びたくない?」

 と聞いて、おもちゃをしまうと、鳴いて抗議するので、あんずが盛り下がっていても、遊びをやめるわけにはいきません。

「しょうがないなぁ……」

 また、おもちゃを振ると、物陰に隠れるあんず。しばらくして、ちょっとだけ出てきて、それほど盛り上がらない様子でおもちゃをもてあそびます。

 あくまで私の想像ですが、“遊びたい気持ち”は幼いころから変わらずあるものの、実際に遊んでみると、どこか冷めたところもあって、イマイチ盛り上がれず、幼い頃のように思いっきり楽しむことはできない……といった感じなのでしょうか。

 なんと、複雑な乙女心……。

 今のところ、あんずのおもちゃの楽しみ方は、“毎日遊ぶが、おもちゃをにらんでいる時間が長い”といった感じですが、同じ7歳のモモは23年前から、“あんずが遊んでいるところを眺めて、34日に一度参加する”といった遊び方になっています。

 どちらも、大人になったんだなぁ……と、飼い主としては、少し寂しくも感じます。

(ヤスダユキ)

この特集について
猫アレルギーですけど
普通の家で飼われている猫「あんず」と「モモ」。飼い主の主婦が、2匹との生活や発見をユニークな視点で切り取る人気連載です。
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