おしゃべり中年猫の無駄鳴き 治める方法を発見!
今度のゴールデンウィークに7歳を迎える我が家のサビ猫・あんず。(野良の子なので、誕生日は推定で日付が曖昧です)
いよいよ、猫の「高齢期」と呼ばれる年齢に突入するわけですが、高齢とは程遠いほど気力・体力ともに持て余しています。
部屋中を駆けずり回り、陽気に雄たけびを上げ、相棒猫のモモにちょっかいを出し、甘えの“フミフミ”も毎日怠りません。
中でも、最近特に激しくなってきたのが“おしゃべり”です。
あんずは子猫の頃からおしゃべり好きの猫で、何もなくてもニャゴニャゴと鳴く猫なのですが、何かを要求するときに鳴く“意思ある鳴き”がひどいことがあります。
もちろん、ごはんの催促、遊びの催促には応じていますが、何度もおやつを欲しがったり、色々満たされているはずなのに耳元で鳴きまくったりするときは、単なる“ワガママ鳴き”と判断しています。
昨年、『猫のワガママ鳴き、どこまで聞いていい?』というタイトルで、あんずのワガママについて紹介しましたが、解決策は「あんずが疲れるまで夫が思う存分遊ばせる」という、私ではどうしようもないものでした。
しかしこの度、私でもできそうな解決策を発見したのです。それは、“狭い所に入れる”というシンプルなもの。
あんずが、意味なく鳴きまくって興奮しているときに、夫が「この中に入れちゃえ」と、猫らがいつも入って遊んでいた段ボールの上下を返し、天井がある状態にして、あんずを中に入れました。
「中に入れる」といっても、自ら入っていったし、段ボールの一部分をちぎっているので、出入り口をふさいでいるわけではないのに、あんずは出てこようとはしません。
さっきまでニャーニャー主張していたのはどこへやら、“スン……”と大人しくなってしまいました。
箱の中から覗いてみたり、お手々を出してみたりして、自分なりの遊びを見つけ、満足してその中で寝てしまったあんず。
そもそも猫は狭い所が落ち着く生き物だし、無駄鳴きが激しいときは、狭い所に入ってもらえばよかったのか。
そして以前、テレビ番組で子どもが泣いて取り乱して心が落ち着かないときは、押し入れなどの暗くて狭いスペースで自分と向き合う時間をつくらせる、というものを思い出しました。
人間の子どもも、猫も似ているのかもしれない。とはいえ、あんずは子どもでなく中年猫なのですが…。
要求するとき以外も、変わらず鳴き続けるあんず。最近は、寝言も激しくなりました。ぐっすり眠りながら、「ニャゴニャゴ…ニュウウ…ニョゴニョゴ…」と結構長めに話しています。
中年女性もおしゃべりが止まらない方が多いように、中年猫も同じなのでしょうか。
(ヤスダユキ)
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