薬に体温計…愛犬が嫌がるケアは、ためらわず一気に! がコツ
愛犬と暮らしていると、嫌がるようなケアもやらなきゃいけないシーンがあります。
たとえば「薬を飲ませる」。
わが家の愛犬ぷりぷりは10歳という年齢もあり、食事以外に、薬や病院で処方されたサプリメントを摂っています。
粉薬は大好物のヨーグルトに混ぜて。ただ、今は無菌性結節性脂肪織炎の治療中で生薬を飲んでおり、いかにも草っぽい感じなので、お皿に入れて出しても「クンクン……ぷいっ!」。スプーンであげたり、指につけてなめさせたり、毎食追っかけっこしながらなんとかかんとか飲ませています。
一つだけ錠剤のままあげなければいけないサプリがあり、それは私がぷりの口に直接入れて飲ませます。
逃げたり暴れたりしないように、イスの上に座らせ、おすわりさせます。顔を上に向け、指でぷりの口を開け、錠剤を喉の奥に押し込む。このときあれこれ考えちゃダメ。躊躇なくグイッ! その後、のどをそっとなでなでし、ぺろっと舌が出たら飲めた証拠です。
最初は「ぷりが嫌がるかな、苦しくないかな……」とおどおど。が、そんな私の弱気が伝わったのか嫌がってうまくいかず、やたらと時間ばかりかかってしまう。当然、ぷりにも負担がかかります。
躊躇なく一気に。これが大事。
もう一つのケアは「体温を測る」。無菌性結節性脂肪織炎を発症してから、体調の変化を見るために毎朝測るようにしています。
体温計はペット用の先が柔らかく曲がるタイプ。これを肛門に入れます。
うんちが直腸にあると正確に測れないので、「ぷり、うんちしておいで」と声をかけると、スタコラサッサとトイレへ。こういうとき、私の言うことを理解してくれるのは本当に助かります。
体温計の先に専用のビニールカバーを装着し、滑りをよくするために薄くオリーブオイルを塗ります。そして、いざ肛門へ。ゆっくり優しく、でも一気に入れる。
最初のころは薬同様、恐る恐るで先っぽしか入れられず、正確な体温が計測できませんでした。「36度5分……て、アタシの平熱か!」と自分ボケ自分ツッコミ状態。
ちなみにワンコの平熱は、個体差があり、さらに大型犬と小型犬でも少し違いますが、大体38~39度前後が平均のようです。ぷりは、しこりが破裂した直後は39度3分など少し高くなったことはあるものの、今は38度前後で推移しています。
体温計の電源を入れると「ピッ!」という音がなるのですが、この音とともにぷりはピッとお尻を出してくれます。ホント物わかりよすぎ。
協力的なぷりのためにも、躊躇せず一気にグイッ!
毎日のケアが大変じゃないといえばウソになりますが、これから年齢とともに、薬を飲ませたり体温を測ったりするシーンは増えるかも。ほかのケアが必要になる可能性もあります。そんなときも、日々やっているおかげで「どんとこい!」と太っ腹でいられる気がしています。
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