介助犬ダイキチと暮らす藤原さん 障害者サーフィンで世界4位

大森雅夫市長(右)を表敬訪問した藤原智貴さんと介助犬のダイキチ=岡山市役所
大森雅夫市長(右)を表敬訪問した藤原智貴さんと介助犬のダイキチ=岡山市役所

 米カリフォルニア州で開かれたアダプティブサーフィン(障害者サーフィン)の世界大会で部門別の4位になった岡山市の飲食店経営、藤原智貴さん(43)が17日、介助犬のラブラドルレトリバーのダイキチと一緒に大森雅夫市長を表敬訪問した。


 藤原さんは25歳の時にサーフィンを始め、全日本選手権に県代表として出場した経験もある。34歳の時、練習中に首の骨を折り、胸から下と手首から先が不自由になった。仲間の支えもあり、事故から2年半後にサーフィンを再開。鳥取県の海で練習を積み、障害者サーフィンの世界大会に日本代表として初出場した。


 昨年11~12月に開かれた世界大会には26カ国計約100人が参加。藤原さんは、障害の度合いによって分けられた6クラスのうち、視覚障害を除いて最も程度が重いクラスに出場し、4位となった。


 表敬訪問後、藤原さんは取材に対し、「日本ではまだ障害者サーフィンを知らない人が多いので、まずは多くの人に知ってもらいたい」と話し、「4位は満足していない。次は優勝を目指して頑張っていきたい」と意欲を語った。


 大森市長は「事故後も頑張ってこられた成果。岡山で唯一の介助犬のダイキチくんと一緒になって、これからも活躍の幅を広げてほしい」と激励した。


(村上友里)

 

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