スリムだった実家の猫が太った! 父のかわいがり方に原因?
年始は栃木に帰省したのですが、実家で飼っている1歳の白サバ猫・Kちゃんに関する衝撃の事実を目の当たりにしました。
(末尾に写真特集があります)
実家に到着するなり、かわいいKちゃんが佇んでいる姿を見かけ、
「Kちゃ~ん!」
と猫なで声で呼びかけたその瞬間、異変を感じたのです。
「Kちゃんが……、Kちゃんが太っている!」
毎日会っていると、見た目の変化に気づきにくいものですが、私は数か月ぶりだったので、その変化ははっきりと分かりました。
昨年のお正月に会ったときは、まだまだ子猫でした(参照)。1歳を過ぎた秋頃には、すっかりおとなになったものの、まだ小さめで、ほっそりスリムでした。
猫は1歳のときの体重を維持するのがベスト、と何かの本で読んだことがあるので、小さいまま大人になるのかな?と思っていたのは、間違いだったわけです……。
太ってしまった原因は、家族全員に思い当たる節があったようです。
それは、カリカリの総合栄養食とは別に、父が猫たちの大好きなパウチのおやつをたくさんあげていたことでした。運動不足などもあるでしょうが、一因であることは確かです。
私が何度も注意、説得しても、「1日4袋まであげて良いんだ。欲しがっているんだからかわいそう」と言って聞かず、Kちゃんが求めるままに与えていたようで……。
身体の大きな運動量の多い猫ならともかく、避妊手術を終えた完全室内飼いの身体の小さい猫にとっては、過剰摂取だったことと思います。
Kちゃんが丸くなってきたことで、ようやく父は、おやつを激減させたようです。
最近でこそ、ペットに過剰なおやつを与るべきではないというのは周知の事実で、多くの方が守っていることなのでしょうが、父の時代はもっと適当だったんだろうな……と思うと、わからなくても仕方がないのかもしれません。
おやつをたくさん与えても長生きする猫はいることはいるし、なかなか理解してもらうのも、難しい問題です。
Kちゃんはまだまだ若い猫ですが、今後の健康のためにも、今まで食べ過ぎた分、運動量を増やして、ダイエットに励んでほしいものです。
とはいえ、Kちゃんの愛らしさは相変わらずで、特に母がKちゃんへの愛情を爆発させていました。
一番早起きの母が、主にえさを与えたり、一緒に寝たりすることも多いようで、母の後をついて回るKちゃん。
「ホラ、いつもついてくるんだよ~」
と、母が嬉しい悲鳴を上げていると、
「ハイハイ」
と、姉がちょっと嫉妬していました。
父が甘やかしたり、母が面倒をみたり、姉がかわいがったり、義理の兄に叱られたり、姪っ子と遊んだり……。大人数の家族の中で育つ猫は、にぎやかで楽しそうです。その反面、猫に対する考え方の違いなんかもありそうなので、調整をしながら共に暮らしているんだろうな……などと想いをはせたのでした。
(ヤスダユキ)
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