「猫は癒やし」「飼う責任も考えて」 とよたさんらトーク 

猫の魅力を語り合う、とよた真帆さん(左)と太田匡彦記者
猫の魅力を語り合う、とよた真帆さん(左)と太田匡彦記者

 東京・新宿の京王百貨店で開催中のsippo写真展「みんなイヌ、みんなネコ」で19日、愛猫家の女優・とよた真帆さんと、朝日新聞の太田匡彦記者によるギャラリートークが開かれた。現在3匹の猫と暮らすとよたさんは「猫の存在自体すべてが癒やし」と、猫の魅力を語った。一方で「かわいいだけでなく、一生面倒を見る責任があることを飼う前に考えてほしい」とも話した。

 

猫との暮らしを語るとよた真帆さん
猫との暮らしを語るとよた真帆さん

 とよたさんは「物を壊したり爪を研いだりしても気にしない。猫には本能があり、こっちが猫に歩み寄るくらいでないといけない」と、猫との暮らしぶりを説明。「怠けていいんだよ、ゆったりしていいんだよ、甘えていいんだよと教えてくれる先生。生活の中に猫がいることで穏やかになれる」と話した。

 

 太田記者も、猫を飼って家の壁がボロボロになったとエピソードを披露し、「人として忍耐強く、やさしくなれます」と笑った。

 

とよた真帆さん(左)と太田匡彦記者のギャラリートーク
とよた真帆さん(左)と太田匡彦記者のギャラリートーク

 最近の猫ブームについて、太田記者は「純血種の猫をペットショップで買う人が増え、競り市では、子犬は10数万円で、子猫は20万円する。ショップ側は猫に1日に12時間以上、蛍光灯で光を当てれば、年3、4回繁殖するようになる、などとブリーダーに伝えており、猫に負担がかかるビジネスになっている」と現状を説明した。

 

 これを受けて、とよたさんは「譲渡会の存在を知ってもらえれば、高い猫を買い、繁殖で悲しい思いをさせるような連鎖を断ち切れる」と話した。太田記者は「猫は15歳、16歳まで生きる。飼う時は15年後の自分がどういう暮らしをしているか、きちんと考えることも大事」と話した。

sippo
sippo編集部が独自に取材した記事など、オリジナルの記事です。

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