人間の言葉なんてわかるもん! 現金すぎる愛犬ぷりぷり
言葉が通じなくたって、心は通じ合えるーー。
ぷりと暮らすようになり、しみじみそう感じています。
ん? ちょっと待てよ。確かにぷりが人間の言葉を発することはありません(厳密に言うと、実はひとつだけ話せる言葉があるんだけど、そのお話は別の機会に)。でも、ぷりはオカンの言葉は理解してる。それもかなりの確率で。そう感じずにはいられないのです。
お手、おかわり、伏せ、待てといったコマンド系はもちろん、ぷりはもう少し複雑な言葉もわかっている様子です。
たとえば出かけるとき。それまで自分のベッドでグータラしていたのに、「お出かけするよ」と言った途端、シャキーン! 「どこ行くの? アタチも一緒に行くの?」と、目を輝かせながらオカンの後ろをくっついて離れなくなります。
移動時間が長い場合、できればトイレは家で済ませておきたい。そこで「ぷりたん、お出かけの前におしっこしておいで」と声をかけると、「ラジャーだワン!」とばかりにいそいそとトイレへ。
お出かけ前の会話、完全に成立してるし!
山ほどあるオモチャには、全部名前をつけています。
ネズミの「チュー兵衛」、あご枕用の「ピロ夫」、スマホ型の「もしもし」、オレゴン州のお土産のサル「俺、ゴン!」……って、オカンのネーミングセンスのビミョーさはさておき(笑)。ぷりたんはそれらの大半を覚え、「○○持ってきて」と言うと、くわえて持ってきてくれるのです。
さらに感心するのが、「○○持ってきて」の後に「クッキーあげるから」と言わないと、なかなか持ってこない。現金なやっちゃ。
そんな風にオカンの言うことをほぼほぼ理解してるがゆえに、たいした用じゃないときや、ただ呼んでるだけのときは知らん顔。いたずらしてるのを注意すると、「申し訳ないのですが、アタチ犬だから人間の言葉はわかりません」とばかりにトボけ顔。
いやいや、わかってるよね絶対。
そこで、ちょっと実験してみました。何度呼んでも反応しないぷりに、遠くからめっちゃ小さい声でこうささやいてみたのです。
「あーあ。オカンのところに来たらいいことがあるかもしれないのにな……」
その瞬間、ピキーンと反応するぷり。そして、ものすごい勢いですっ飛んできて、すっくと立ち上がって猛アピール。
「なになに? いいことってなぁに? あ、わかった! 新しいオモチャくれるんだね! そうだね‼」。勝手に期待して、ぷりたん目がらんらん。
やっぱ聞こえてんじゃん(笑)。
その姿に「んもう、しょうがないな~」と、ついついオモチャをあげちゃうオカン(そのシーンが1枚目の写真)。
親バカを通り越して、バカ親ですが、何か?(笑)
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