実家の子猫ちゃんと遊び初め 愛らしさに“完落ち”
新年、あけましておめでとうございます。
我が家の猫らは例年通り、こたつで寝ている間に新年を迎えました。2017年も変わらず元気で過ごして欲しいものです。
お正月、猫にはお留守番してもらい、私は実家に少しだけ帰省しました。実家では10月から猫を飼い始めていて、今回が初めての帰省なので、かなり楽しみでした。
「もう、大きくなっちゃったよ」
と、帰省前に姉が言っていましたが、生後半年も経たないので、まだまだ“子猫ちゃん”。腹毛が白い、アメショ風の雑種。小さな顔に大きな瞳。毛並みはふわふわで、今だけの愛らしさがそこにはありました。
「はわわわ……カワイィィ~」
子猫に会うなり、私が悲鳴に近い声を上げると姉が
「可愛いよね。うちの子はほんとに」
と、早くも親バカならぬ、飼い主バカぶりを発揮していました。
でも、本当にカワイイ。我が家の猫らは2匹とも黒っぽい猫なので、白い毛が多い猫というのは、上品で愛らしくて、憧れてしまいます。
しかも、実家の子猫ちゃんは、全く人見知りをしません。
私と対面しても、初対面にも関わらず、おびえることはないし、かと言って必要以上に興味を持つこともなく、いつも一緒に住んでいるかのような自然さでした。まさか、私がこの家の人たちと血縁関係だと分かっているのだろうかと思ってしまいましたが、誰に対してもそうなのだそうです。
生まれた環境が猫の性格に影響を与えるのだとしたら、知人宅でぬくぬくと生まれ、一切怖い思いをしたことがない箱入り娘のせいかもしれません。
私が子猫へのお土産に買ってきた、長いひもがついたトンボのおもちゃをけしかけると、大興奮で遊び始めました。
まだ上手にジャンプができない様子でしたが、一生懸命追いかけて、カワイイのなんの……。
我が家の猫ら(5歳)は、10分も遊ぶと疲れたり飽きたりして徐々に落ち着いてきますが、子猫ちゃんは一切落ち着く気配がありません。全力で遊び続けて20分ほどたった頃、私の方が疲れてきて、父におもちゃを託しました。
父は横になりながら、おもちゃでじゃらしていましたが、2~3分で面倒になったのか、おもちゃを隠してしまいました。
それでも、子猫ちゃんは諦めず、おもちゃを探してクンクン探し回ります。
すると、すぐに父の後ろに隠していたおもちゃを見つけ、カジカジし始めました。
「おお~おもちゃがある場所分かるんだ! すごいねぇ」
そう子猫ちゃんをたたえ、なでまわす父。ここにも飼い主バカがいた。ちなみに、父は子猫をかわいがりすぎて手を噛まれ、家族の中で唯一流血した人物なのだそうです……。
子猫ちゃんの無尽蔵の好奇心と体力に負けた私と父は、リビングに子猫ちゃんを移動させ、姉一家に託しました。
そして1時間ほど経った頃、リビングをのぞくと、なんとまだトンボのおもちゃで遊んでいる子猫ちゃんの姿が……。姉と義理の兄と姪っ子が交代で子猫ちゃんに付き合っていました。
子猫って、昼間っからこんなに遊ぶんだっけ……。そういえば、我が家の猫らも、以前は興奮すると1時間はおさまらなかった。今より家がにぎやかだったなぁ。
猫は大人になっても愛らしさは続くし、元気をくれる存在であり続けてくれる。でも短い子猫の時代にしかない無条件のカワイさがあるなぁと、改めて感じました。
(ヤスダユキ)
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