亡きペットを動画で偲べる宝箱 小さくて高級感
亡くなったペットの思い出を動画や写真で偲ぼう--。手元に置いて映像や写真を見て供養する「メモリアルムービーボックス」が注目されている。手のひらサイズで邪魔にならず、高級感のあるシンプルなデザインはインテリアとして洋室や和室にも溶け込む。ペットロスも、この宝箱で解消できるかも?
ボックスは幅と奥行きが8センチ、高さは洋風(天板がアール状)で7センチ、和風(天板は水平)で6・8センチ。箱はチェリー材で、石川県の伝統工芸「山中塗」を施している。
オルゴールのようにふたを開けると、ふた裏にはめ込まれた液晶画面に、あらかじめ作って記録しておいた映像が自動的に流れる。乳歯や毛といった思い出の品を保管できるように、小箱もついている。
ファイルの容量は2ギガバイトあるため、静止画なら約700枚、動画でも70分程度保存できる。音楽や文字も加えられる。映像は、パソコンにつないで専用ソフトをダウンロードして、自分で編集する。操作は比較的簡単だが、パソコンが苦手な高齢者向けには、販売店や発売元(エフコ社)が有料で作成を請け負うサービスもある。
エフコの安伸根社長は「ペットが生まれた時からの成長記録を作るなど、元気なうちから映像を作成・保存しておくのもお勧め」と話す。子どもが進学や就職で親元を離れた時や、誰かが入院したり施設に入ったりした時、この宝箱があれば、ペットとの思い出も持って行ける。
税込み4万6980円。問い合わせはエフコ(03-5275-3310)。
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