須﨑大先生との出会い 動物愛護活動へのきっかけ

須﨑大先生とまだ1歳になる前のピン
須﨑大先生とまだ1歳になる前のピン

子どものころのピン
子どものころのピン

 犬のしつけはもちろん、散歩のしかたもわからなかった私が、最初にお願いしたトレーナーさんが「ドッグシップ」の須﨑大先生です。

 須﨑先生のことを知ったのは、「スーパーJチャンネル」(テレビ朝日系)のラッシャー板前さんのコーナーがきっかけでした。たとえば、玄関のチャイムが鳴ると吠えまくってしまう犬を吠えなくするとか、散歩のときちっとも真っすぐ歩いてくれない犬を、ドッグショーに出ているかのように美しく歩かせるとか……まるでマジックのようなビフォー&アフターを披露していたのが須﨑先生でした。

 すごいイケメンだったので(笑)、「この人に決めた!」と早速検索。当時、青山の骨董通りにあった犬用グッズのお店「犬の生活」で、定期的に行っていた教室にも通ったし、青山公園で開催していた屋外でのトレーニングにも参加させていただきました。

 須﨑先生がおっしゃっていたことで最もよく覚えているのが、「ペットブームなんて早く終わってしまえばいいのに」という言葉でした。

 私がピンを飼い始めた12年前は、まさにペットブーム花盛りだったころです。テレビのバラエティー番組では人気犬種や、まだ目が開くか開かないかくらいの生まれたての子犬が多数出演。犬や猫の値段をランキングで紹介するようなコーナーもありました。

 不勉強だった私は、まだ、そういう番組に違和感を抱いてもいなかったし、「超かわいい動物の赤ちゃん」という、いまではゾッとしてしまうようなナレーションも、そう問題視してはいませんでした。本当に恥ずかしい思い出です……。

 でも、ご自身の犬を納得のいかない形で亡くされた経験をもち、その後、カナダで動物の行動学と心理学を学び、ドッグトレーナーとして活動。帰国後、出張トレーナーとして地道な活動をしてこられた須﨑先生は、当時の日本のペットを取り巻く事態を嘆いていらしたのです。

 そんな須﨑先生から、犬と人のスマートな共生を可能にするためのスクール「ドッグシップ・ハーバー」(東京都港区)オープンのお知らせをいただいたのは今年に入ってからのことでした。

「実は、ピンは昨年8月31日に旅立ってしまって……」と私がお返事すると、「僕の宝物です」と、ピンと一緒に写った須﨑先生の画像が届きました。

 ダメな飼い主の私が、保護犬と暮らすようにり、微力ながら、動物愛護や殺処分ゼロに向けた活動をするきっかけを作ってくれたのが須﨑大先生。

 実は、ピンに出会ったことがきっかけで、須﨑先生はジャーマン・ピンシャーをお迎えになりました。ドッグシップのHPには、ピンをちょっと大きくしたような犬が写っていて、度々ページを開いてしまいます。今度、ハンターを連れて、スクールに行ってこようと思います。

山田美保子
1957年生まれ。青山学院大学卒業後、ラジオレポーターを経て、放送作家、コラムニストなどを務める。『踊る!さんま御殿!!』の構成や、『バイキングMORE』『サンデージャポン』などのコメンテーターを務める。ほかに雑誌、新聞、WEBに連載多数。

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この連載について
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人気放送作家の山田美保子さんが愛犬たちとの日々をつづるブログ。ペット愛好家セレブの御用達グッズなど、芸能界の話題も。
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