愛犬「ココ」の長寿を祝う 喜びから一転、床は血の海…ある夜に起きた家庭内事故
【祝!敬老の日】cocoちゃんは1819番目のご長寿さんです!
9月12日、上記の見出しで届いた『アニコム損害保険株式会社』さんからのメールには続けて、「アニコム損保にご契約のどうぶつさんのうち、cocoちゃんは【小型犬】部門686486頭の中で、1819番目のご長寿さんでした! 9月16日『敬老の日』を記念してお祝いいたします。誠におめでとうございます。cocoちゃんが、これからも末永くご家族と一緒に幸せに暮らせますよう、お祈り申し上げます」と記されていました。
長寿を祝う
昨年、ランキングで5000番台だったことを『動物医療センター赤坂』の西田純平院長に報告したところ、「来年はおそらくフタケタまで順位が上がっているのではないですか?」と言っていただき、“その気”になっていたのですが……、まだ上には上がいらっしゃる。来年8月、19歳になったココには、今度こそフタケタを狙ってもらいたいです。
そういえば、ココの表記はアルファベットでした。ココシャネルからいただいて、我が家に来たばかりのときは、「coco」と記されたシャネルのペンダントを首輪に着けていたものです。
確か当時、ワンコの名前ランキングで1位だったという記憶もありますし、ココのことを知っていてくださる叶姉妹の恭子さんから「メンズたちは私のことを『coco』と呼ぶんですよ。同じですね」というありがたいお言葉をかけていただいたこともありましたっけ。こうしたキラキラした思い出がアニコムさんからの敬老メールでよみがえりました。
一転、家庭内事故が…
でも、そんなキラキラが一気に失せるような家庭内事故にココを遭わせてしまいました。もちろん飼い主である私の責任です。
それはまさに敬老の日を祝おうとしていた前々日の9月14日の夜に起こりました。忙しかった仕事が一段落し、土曜日だったこともあり、馴染みのイタリアンへ一人飲みに行き、でも小一時間で帰宅したのです。
ほろ酔い気分でリビングのソファーでテレビを観ていたところ、背後からココの変な泣き声が……。すぐに後ろを向いて、「どうしたの?」と言いながら立ち上がると、床が血だらけになっているではありませんか。そしてココの首には、部屋干しをしていたベッドカバーの四隅に付いている滑り止めゴムの一本が絡みついていたのです。
これまで何度、部屋干しをしても、そんなことにはならなかったのに、その日はココがゴムの輪の中に首を突っ込んでしまい、絡みつき、それが原因で吐血していたのです。
“血だらけ”という表現は決してオーバーではなく、実際は“血の海”に近い状態でした。
慌ててココの首に絡みついたゴムをはさみで切り、『動物医療センター赤坂』に電話を入れたのですがすでに診察は終了。
「ピン」が旅立ってから、一度しか行っていない『赤坂動物病院』に電話を入れると受け入れに応じてくださり、タクシーを飛ばして行ってきました。
「ごめんなさい」
思えば、前回、同病院にお世話になったのは、我が家にやってきてまだ間もなかった「ハンター」が床に落ちていた謎の物体を奥歯に挟んでしまい、口が閉じなくなった状態で、やはり夜間診療をしていただいた時でした。最初、「顎(あご)が外れているかも」との診断を受け、倒れそうになったのですが、結局、奥歯に物が挟まっていただけで……安堵したのでした。
でもココが口の回りを血まみれにしていたあの日の夜は、ハンターの口が閉じなくなってしまった日よりも慌てました。どうやってタクシーを拾ったのかも覚えていないし、自分の着ているものも血まみれになっていたのに、タクシーの運転手さんがなぜ乗せてくださったのかもまったく思い出すことができません。それぐらい私は慌てていました。
果たして、ココはいろいろな検査をしていただき(その内容も覚えていません。なぜか、計7万円!の明細書も出てきません)、最後は顔なじみの院長先生から「もしも今夜とか明日の朝、異変に気付いたら、すぐに連絡してくださいね」と優しく言っていただき、そのことだけは覚えています。
ココが元気に18歳の誕生日を迎えてくれて、敬老の日の小型犬部門でのランキングもジャンプアップしてくれたことで、完全に気が緩んでいました。ココ、ごめんなさい……。本当に気を付けます。
(次回は11月12日公開予定です)
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