坂上家の家族が増えました 27番目の子はシニアのワンちゃん「俵ギン太郎」
こんちわ、坂上です!
突然ですが、実は家族が増えまして。
あ、もちろん動物です。
「もう、これ以上は……」とおもっていたのですが、奥さんと話し合った結果、シニアのワンちゃんをおひとり迎え入れさせて頂きました。
「ワンちゃんが捨てられました」との電話
その子との出会いは、我が家のワンコ軍団のお散歩コースのひとつである公園がありまして、その公園で地域猫の餌やりボランティアをされている方がおり、奥さんのところへ電話がかかって来たんです。
「首輪もリードもついていないワンちゃんが、捨てられました」と。
たまたま散歩をしていた近所の方が一部始終を見ていたそうなのですが、車が駐車場に着くとドアが開き、ワンちゃんだけが降ろされ、車はそのまま走り去ってしまったとか。
で、奥さんが公園へ駆けつけると、何故か餌やりボランティアの方はおらず、そのシニアのワンちゃんがどこから調達したのか首輪をつけられ、コンテナにリードでつながれていたそうなんです。
捨てる方も捨てる方なら、奥さんにヘルプの連絡をしてきておきながら姿を消すボランティアさんも無責任だと、わたしは感じました。
ただ、なにより守らなければいけないのはワンちゃんですから、奥さんはとりあえず自宅に連れて行き、仕事から帰宅したわたしと話し合い、「さかがみ家」で引き取ることにしたんです。
人間の男性が苦手っぽい
はじめは順調でした。
お散歩が大好きで、「さかがみ家」のワンちゃんたちとも仲良くやっていたのですが、どうやら人間の男性が苦手っぽいなと。
そう感じた矢先、ひとりのスタッフさんがかまれました。しばらくして、もうひとり……。
攻撃性が徐々に出てきまして、仲が良かったはずのワンちゃんたちにも威嚇するようになりました。
ただ、女性に対してはまったくそんなそぶりは見せないんですよね。
まぁ、飼われていた家族の男性に、もしかしたら厳しくされていたのかもしれませんが、推測に過ぎませんので、そんなことに怒りを覚えても仕方がないわけです。
大切なことは地道にトレーニングを積み重ねることで人間を信用してもらい、攻撃性をなくすことで次のご家族につなげるのが我々の仕事ですから。
ですがシニアの子をトレーニングするって、けっこう大変なんですよね。何年間もそのままで来てしまっているわけで、年をとってから物事を覚えるのは人間同様、ひと筋縄ではいかない。
そんな時、奥さんと改めてその子の話になり、「我が家でトレーニングしてみようか」ということになったんです。
我が家のワンちゃんたちは新しい子が来ることに慣れており、ルールもキッチリ決まっているのでわかりやすいのではないかと。
我が家の27番目の子
というのは建前で……言葉には出さずとも、すでにこの時点で、我が家で引き取ることになるんだろうなということは、わたしも奥さんも覚悟をしていたとおもいます。
おかげ様で、我が家のワンコ軍団との相性も悪くはなく、なんとかやっていけそうな目途が立ちましたので、正式に迎え入れることになった次第。
ちなみに、わたしも奥さんもしっかり一回ずつかまれました。
ま~、痛かったっす。
ただ、奥さんがポロっとこんなことを言ったんです。
「最後の最後にかむ子が来るっていうのも、いいんじゃないの」と。
我が家の27番目の子は、俵ギン太郎と申します。
お散歩が大好きで、食欲も旺盛! ただ、ちょっと頑固なおじいちゃんですが、今後ともよろしくお願い致します!
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