ひざに猫、抜け毛も減少 猫も飼い主も快適な秋がやってきた!
暑く長い夏もようやく終わり、朝晩は都内も冷えるような季節になりました。猫らの行動もすっかり秋らしくなってきました。
甘えん坊猫の“秋モード”とは?
我が家では、まずサビ猫の「あんず」が“秋モード”に切り替わったようです。というのも、飼い主らにおやつのおねだり以外ですり寄ってきたり、ひざに乗ったりすることも少なかったあんずでしたが、「涼しくなってきたかな……」と思った絶妙のタイミングで、用もないのにスリスリと甘えてきて、毎日のようにひざに乗ってくるようになってきたのです。
猫がひざ、というか太ももに乗ると、じ~んわり温かく、ほどよく暖が取れるだけでなく、他に代わるものがないような癒やし効果が得られます。ああ、家に猫がいて良かった……そんなことを改めて感じる瞬間です。
あんずはかつて、秋・冬・春は毎日私のひざに乗ってきたものですが、子どもが産まれた途端、頻繁には乗ってくれなくなりました。その代わりに、相変わらずあまり動かない夫のひざに乗るように。
夫はそれを良いことに「あんずが乗ってるから、あれ取ってきて」だのなんだのと私に命令するので、「ひざに猫がいて最高なうえ、何もしなくていいなんて良いご身分だな!」など悪態をつきつつ、あんずをどかせるのは気の毒なので、せかせか動いてしまっています。
とはいえ、娘が大きくなってきた近頃は、私のひざにも乗ってくれるようになってきて、うれしい限り。
苦手な娘にもスリスリ
我が家の中で、じっと座っていないといえば、4歳娘です。娘の場合は、私のような「どっこいしょ」という具合の動き始めではなく、瞬間的にババっと大きな動きを取るため、猫らから避けられがち。猫らから娘に近寄ってくることはあまりありません。
でも、先日は娘が床に足がつくイスに座ってテレビを見ていると、娘の足元にあんずが来たのです。テレビに夢中で最初は気づかなかった娘でしたが、あんずが尻尾を娘の足に乗せると……
「あっ!あんちゃんが来たぁ!なーちゃんの足に尻尾のせてるよぉ!」と大喜び。
娘は猫らから人気がないものの、猫のことが大好きなのです。
「足で優しく触ってごらん」
と、私が促すと娘は足でそーっとあんずの背中をナデナデ……。
もちろん、普段はあんずを手でナデナデすることもありますが、娘と目線が合うと、あんずはすぐにどこかへ行ってしまうんです。一方、足でナデナデすると、気持ちよさそうにゴロゴロ鳴いて、尻尾もプリプリ動かしていました。もしかすると、あんずは娘の顔が見えないほうが安心できるのかもしれません。
「かわいいねえ~」と、娘もご満悦。あんずもご機嫌。「足でナデナデ」は、あんずと娘が仲良くなる最善の方法のようです。
クールな猫の秋モードは…
一方、冬もひざに乗ってくることがほぼないのが、キジトラ猫の「モモ」です。モモの場合は涼しくなってくると、飼い主にではなく、あんずにすり寄っていきます。
夏場の2匹はそれぞれの好きな場所で眠っていましたが、秋めいてくると、特に夕方以降は2匹一緒のところを多く見かけるようになりました。
モモは、あんずのことが大好きなので、ぴったりくっつくと安心するのか、寝床を探してウロウロさまよったり、「ナォ~ン……」などと寂しく鳴くこともなくなり、安定した夜を過ごせているようです。
2匹の猫らは、外がどんなに暑かろうと、夏場もエアコンで快適なはずなのですが、やっぱり秋の方が過ごしやすそうです。
抜け毛も激減した上、窓も開放できるので、猫アレルギーの私にとっても非常に快適でもあり、秋は家族全員にとって最高の季節です。
(次回は11月16日公開予定です)
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