坂上家の25兄弟さん、犬も猫もけんかすることなく共生　もしその声が聞けたなら？

　こんちわ、坂上です！

　よく聞かれる質問に……。

「なぜ、坂上さんのところの25兄弟さんは、ワンコとニャンコが仲がいいんですか？」というのがありまして。

　わたしはなにもしていないんです。なんとな～くワンコもニャンコもけんかすることなく、一緒にいるのが当たり前になっている感じ。

（末尾に写真特集があります）

猫パンチに見舞われても

　そもそもニャンコ軍団の長男であるちくわが、ワンコ軍団を屁（へ）ともおもわない子でして。トライアル期間中にソレがわかったので、家族にならせて頂いた次第。

　で、ちくわがそんな感じですから、次に来てくれたがんもとこんぶも、わらびも、１郎～４朗も、そして海と空も、ワンコ軍団にビビるでもなく共生してくれている。

　そう考えると、最初の子って大事なんですかね。

　ワンコ軍団しかり。長男の佐藤さんから四男のパグゾウまではがっつりしつけをさせて頂いたので、理解度が深いんです。

　で、後に続いた弟たちはそんなお兄ちゃんたちを見て育ちましたから、わたしがなにもせずとも坂上家のルールを覚えてくれ、ほぼ手が掛からなかったんです。

　なので初のニャンコであるちくわが来た時も、ワンコ軍団が襲い掛かるようなことは一度もなく、逆にちくわが誰彼構わず猫パンチを見舞っていました。

　ワンコ軍団は腹が立ちながらも？　おとなしく受け止めておりました。

　ですので、何人かは内心ニャンコ軍団を快くおもっていないであろう子も数人おりますが、ニャンコが近づいて来た時に軽く威嚇する程度なんです。

　逆にニャンコの中にはワンコにビビり、高い場所に避難したり、落ち着かない様子でうろうろする子もおりますが、時が解決してくれます。

動物の振り見て我が振り直そう

　そんな様子を見ていると、いつまでもいがみ合ってるのって人間だけなんだなと。

「あいつが嫌いだ」「あいつは許せない」

　人の悪口ばっかり言って、「じゃあ、お前はどうなんだ」と。自分の居心地を良くするために人を陥れようとしているだけじゃないのか。

　いがみ合っている暇があったら、足りない部分を補い合って、それこそ共生する道を探れないのか。だって完璧な人間なんていないんだから。

　ほんと、嫌になりますよね。動物の振り見て我が振り直してください！　と言いたい。

　あの子たちだって、きっといろいろあるはずなんです。

「でもさ、文句言ってたってはじまんないじゃん」「パパさんがけんかはダメだって言ってんだからさ」「ぶっちゃけ、ボクらだって相性が悪いヤツいますよ」「でもね、だったら近づかなきゃいいだけなの。なんだけど、気がついたらそいつの横で並んで寝てたりするわけよ」「それが家族ってもんでしょ。だってず～～～っと一緒に暮らすんだから」

　なんか、あの子たちからそんな声が聞こえてくるようで……。

　なによりわたしが、日々勉強させてもらっている感じです。

　25兄弟さんは、わたしの師匠ということですね。マジで。

（次は１月13日に掲載予定です）

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