坂上忍さんの保護犬猫ハウス「さかがみ家」訪問 決意を新たに
坂上忍さんが私財を投げ打って千葉県袖ケ浦市に建設した動物保護ハウス『さかがみ家』については、朝日新聞本紙や朝日新聞デジタル、そしてsippoで読まれた方も多いことでしょう。
坂上さんが8年間にわたりMCを務めていた『バイキング』『バイキングMORE』(フジテレビ系)に約6年、出演させていただいていた私。実はその前、私が構成者の一人に名を連ねる『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)でも坂上さんには度々お世話になっていました。
犬は特別
ブログのタイトルにもあるように、坂上さんは「綺麗好き」。家の掃除や片付けはもちろん、バスルーム脇の物入れにフカフカのタオルのストックが大量にあるのを“自宅ビデオ”で見せてもらったこともありました。
そんな坂上さんに対し、明石家さんまさんを始め、「え?犬が部屋を汚すのはいいの?」という疑問を持った方の数は数え切れないと思います。私もその一人でしたが、坂上さんの答えは「いいんです」というもの。
ペットショップで売れ残っていた病弱なワンコを引き取ったり、多くの保護犬と暮らしたりしていることが広く知られるようになったのです。
猫も集まるように
その後、ブログのフォロワーさんから「彼女さん」とか「ママさん」と呼ばれる同居女性の意見で、保護猫も迎えるようになった坂上さん。なんと「彼女さん」は、それまで猫を飼ったことがなく、坂上さんは最後の最後まで「本当に大丈夫?」と確認し続けたそうですが、いまでは犬と猫、計23兄弟が坂上さんと彼女さんが暮らす家に。そして『さかがみ家』にも保護犬、保護猫がどんどん集まりつつあるのです。
それでも私には、『さかがみ家』についていくつかの心配事がありました。
3つの心配
まず一つ目は、『バイキング』や『バイキングMORE』を見ていてもわかるように、坂上忍さんという人は、男気にあふれているだけでなく、いつも一人で闘ってしまうので、同じように動物保護ハウスを一人で背負ってしまったら、それはうまくいかないのではないかと。
二つ目は、以前、『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)でもその一部始終をオンエアしていたように、1か月の約束で「ミルクボランティア」を経験した坂上さんが、子猫4匹に想いを寄せすぎてしまい(まぁ、私も人のことは言えないのですが……)、結局その猫を全て引き取ったこと。つまり、坂上さんは、いわゆる“預かり”ができないのではないかと思ったのです。
三つ目は、“生ホンネバラエティ”と呼ばれた『バイキングMORE』が終わって、やっと静かな日々を取り戻した坂上さんが、再び、ネット上で批判されるようなことになったら、それは気の毒すぎる……とも思いました。
用意周到に始めていた
でも、それらはみな、私の取り越し苦労でした。実際、坂上さんからは「山田さん、心配しすぎ!」と笑われてしまいました。
『坂上どうぶつ王国』でも徐々にわかっていくように、『さかがみ家』には、動物愛護や保護をゼロから勉強するために集まった“本気の”スタッフさんが複数いらっしゃいます。
また、“犬プロ”“猫プロ”と言うべき団体さんやベテランスタッフさんのサポートシステムも既に構築されていたのです。
そして『さかがみ家』での取り組みをキチンとしたビジネスとして成功させ、それをビジネスモデルとしてフランチャイズ化していこうとしている坂上さんからは、「お勉強させていただく」という姿勢と想いを確認することができました。
集まるエール、気持ちも新たに
もしかしたら、また批判にさらされてしまうかも……という、私だけでなく坂上さんにも少なからずあった心配は、ネットの声を見る限り、皆無と言ってもいいのです。動物愛護や保護を理解している方々にとって、坂上忍さんの取り組みや犬や猫への想いは、ちゃんと通じていたし、だからこそ、坂上さんへの長文のエールも本当にたくさん見ることができました。
『さかがみ家』のような広大なドッグランも大きなケージも我が家にはありませんが、坂上忍さんと同じように、たっぷりの愛情を注いでいきたい。「ココ」と「ハンター」と「マル」を見ながら決意を新たにさせていただきました。
(次回は6月14日公開予定です)
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