愛猫「ちくわ」、突然の爪切り反抗期に苦戦 万策尽きて「妖怪猫食いオバサン」と化す
正直、昨年まで猫の爪切りって楽勝だと思ってました。
よーく足の間に猫を挟み込んで肉球を抑えてササッと爪を出して身を切らないように手際よくを心がけてさえいれば、猫も私もなんのストレスもないでやんすね〜!と思ってたんです。
ただ……ちくわです。
我が家の猫の中で一番おとなしく、心優しい猫ちくわが爪切り反対運動を始めました。
軽くすばしっこく若わかしいちくわは戦闘能力が高め。のたのた追いかける私を嘲笑うかのように高いタンスの上や食器棚に登って見下ろしてきたり、ようやく捕まえたと思ってもガブリと噛みついてきたり。
お互いのために爪切りはもうやめてもいいんじゃないか? お金を出してトリミングをしてもらってもいいんじゃないか?など、色々な意見が飛び出したけれども「いやいやワシらの猫じゃ! もう一度頑張ってみよう!!」と、再挑戦することになったんです。
目隠しや洗濯ネット作戦も空振りに終わり、こりゃあ万策尽きた……と思っていたある日。
ハッ!と目についたのが、母猫が子猫の首を噛んで運んでいる姿。
こりゃあいいかもしれない!と思い、すぐに決行してみることに。
毛繕いしているちくわをそっと抱っこし、油断しているところを軽くガブリ!
すると、いつものように大暴れするかと思いきや、「これはヤバい……」と思ったのかどうなのか分かんないですが、うんともすんとも言わずに終始落ち着いて爪を切らせてくれました。
旦那いわく、「妖怪猫食いオバサン」とのこと。
ちくわ含め猫たちにもギョッとした目で見られるけど、わたしゃこれからもこれで行きます。
暴れる猫の数だけ色んな対処法があると思うし、こんな方法で爪切るといいよ〜!!なんていうつもりは、まったくないの。
しかし「やっと解決策が出来たぁ!!」と私は内心舞っております。
(この連載は隔週金曜日に更新します)
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