丑年にちなんで… 何度見ても最高「ダルメシアン」が活躍するイヌ映画3選
2021年、丑年の幕が開けました。そこで正月明けの1本は、ホルスタイン柄にちなみ、ブチがかわいいダルメシアンが活躍するイヌ映画3本をご紹介。
折しも『ラ・ラ・ランド』のオスカー女優エマ・ストーンが、『101匹わんゃん』のヴィラン、クルエラ役を演じる実写映画『クルエラ(原題)』が2021年5月28日(金)に公開予定ということで、クルエラが絡む旧作3本をおさらいしておきましょう。
99匹の子犬を救い出せ
1本目は、オープニングからダルメシアン模様がフィーチャーされた、アニメーション版の名作『101匹わんちゃん』です。主人公はダルメシアンのポンゴで、飼い主は売れない作曲家のロジャー。ポンゴは恋人のいないロジャーを心配し、窓から通行人を見ながら相手探しをしていきます。
ある日、パーディタというメス犬とその飼い主アニータに一目惚れをしたポンゴは、ロジャーを無理やり散歩に連れ出し、パーディタたちに引き合わせるという作戦に出ます。当日、予想外のアクシデントに遭いますが、2人と2匹は見事に意気投合し、結果オーライです。
その後、パーディタは15匹の子犬を産みますが、アニータは、毛皮に目がない友人のクルエラから、子犬たちを売ってほしいと言われます。クルエラの目的は、ダルメシアンの子犬たちの毛皮で特製コートを作ること。戸惑うアニータを見て、ロジャーはクルエラの頼みをぴしゃりとはねのけます。
ところがクルエラは諦めきれず、手下たちを使って子犬たちを残らず誘拐させます。ポンゴは、仲間のイヌたちに遠吠えで声をかけて協力を求め、自分たちの子犬を含めた99匹の子犬を救い出すことに。
この子犬救出大作戦には、ドキドキハラハラさせられっぱなし。最後は猛吹雪のなか、へとへとになった子犬たちが、牛舎に逃げ込むという展開も丑年にふさわしいハッピーエンドかと。おなかを空かせた99匹の子犬たちが、牛のミルクを飲むシーンには思わずほっこり。また、とことん悪女のクルエラが、最後にぎゃふんとさせられるオチも最高です!
子犬たちの大行進シーンに圧巻
2本目は、『危険な情事』などの狂気の演技で知られるグレン・クローズが、主人公のヴィラン、クルエラ・デ・ビル役を演じた実写版『101』です。
1996年の製作ということで、野生動物の密猟問題が取り沙汰されたり、ロジャーの職業が作曲家からゲームデザイナーになっていたり、クルエラがアニータの勤めるファッションデザイン会社「HOUSE OF DEVIL」の社長になっていたりと、設定はいろいろとアレンジされています。
実写版でも、ロジャーとアニータのキューピッドとなるのは、飼い犬のダルメシアン、ポンゴ。ロジャーがポンゴとパーディタを間違えたことから、2人の恋が始まります。
実写化の勝因は、クルエラのとことん濃いキャラクターに寄せたクローズの怪演です。アニメーションさながらのツートンカラーのヘアスタイルで、ゴージャスなドレスやコートをさっそうと着こなしています。
もちろんダルメシアンたちの名演も実にほほえましい。特に、クライマックスの子犬たちの大行進シーンは圧巻です。最後にクルエラたちが、スカンクからおならをお見舞いされるシーンには大爆笑!
ひとつもブチのないダルメシアンに胸キュン
最後にご紹介するのが、前作『101』の3年後を描く続編『102』で、もちろんクルエラ・デ・ビル役は、グレン・クローズが続投しています。
101匹のダルメシアン犬の誘拐罪で服役していたクルエラは、パプロブ博士による心の治療によって模範囚となり出獄します。これまでとは打って変わって動物愛護活動を始めたクルエラですが、治療の欠陥のせいで、かつての邪悪なクルエラに戻ってしまい、性懲りもなく、再び子犬たちの誘拐を企てます。
今回活躍するのは、クルエラの保護監察官であるクロエが飼っている3匹のダルメシアンのうち、ひとつもブチがないオッド・ボールです。自分の姿にコンプレックスを抱えるオッドちゃんが、体にインクをつけてブチを作ろうとする姿には胸がキュンとします。
そんなオッドちゃんが、またもやクルエラたちに捕まった家族や子犬たちを救うべく、大奮闘していきます。今、改めて見直すと、オッドちゃんを通して、多様性について描かれている点が、非常に今日的な作品だとも思いました。
前2作同様、最後には心温まるハッピーエンドを迎えますので、冬休み明けのエナジーチャージにぜひごらんください。
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