会った瞬間「大好き!!」と言ってくれた チュー魔で愛情いっぱいのポメ「アズール」

<sippoストーリー>
アズール/女の子/ポメラニアン/11歳
普段の呼び名:アッちゃん
飼い主さんのニックネーム:アズールには「おねーちゃん」と呼ばれていますが、姉兼母といったところです。

■名前の由来はなんですか?
実は、ペットのおうちという譲渡サイトを介して個人の方から5歳で迎えた子なのですが、もともと「血統書記載の名前の最後が『アズール』だから」という理由で「アズちゃん」と呼ばれていたそうです。それに慣れているのだろうなと思ったので、名前を変えることは避けて、アズールと当初は呼んでいましたが、アッちゃんのほうが呼びやすかったので、いつからかそうなりました。

■出会ったきっかけはなんですか?
わんこと暮らしたくて、でも少しでも保護犬を減らすことを手伝えたら、と思い、「ペットのおうち」というサイトを見ていたところ、個人の方が飼い主募集をしており、譲渡してもらえるかも、と応募しました。

とはいえ、一人暮らしで留守が多い私より優先される応募者がいるだろうと思っていたら、ぜひ!と熱望されたご縁で我が家の子になりました。

■ペットとの忘れられないエピソードは?
初対面の瞬間から、私を「大好き!!」と言ってくれ、ずっとずっと真っすぐに私を見てくれています。今思えば、出会った瞬間、私とアズールはお互いひとめぼれしたんだと思います。

迎えた初日から、信じられないくらい、「大好き!」アピールの強い子でした。チュー魔で、家の中のどこに行くにもついてきて、トイレの扉を閉めると大泣きする子でした。

推測でしかありませんが、狂犬病注射をしていないとか、鑑札登録をしていないとか、お散歩はさせていないとか、指毛が伸びすぎていたとか……お世話をちゃんとされてなかったのではないかな、と思う節もいっぱいあります。愛情に飢えていたのかな、と。

不思議と、我が家に来てから、一度も淋しそうにしたことがないのも、そう思う要因です。

5歳で我が家にきた2年後、2017年に炎症性腸疾患という病気が発覚しました。安倍首相の病気と似たものです。完治はなく寛解維持が目標となりますが、当時の私は楽観的すぎて、薬に頼っていたため、2019年3月に状態が非常に悪くなったことがありました。

薬の効きも悪く、もしかしてこのまま急逝してしまうのではないかと思っていたのですが、食事療法と治療が奏功し、今は寛解を維持しています。なんとか、この難病を抑えこみながら、健やかに少しでも長くそばにいてほしいと思っています。

私がつらくて泣いているときに、そっと涙をなめてくれる優しさも大好きです。与えられる最高最大の愛をあげようと思っているけれど、それ以上の愛を与えられています。

■ペットと一緒に暮らし始めて、あなたに起きた変化はありますか?
仕事のストレスで、自分が精神的に参っていただろうなというときがあったのですが、アズールの笑顔を見ることで、ストレスから解放され、自分を保てました。仕事は仕事、プライベートはプライベート、と切り替えることが上手になりました。

■他の飼い主さんに薦めたいグッズは?
「KAZAMA BAG」の2頭引きリード。我が家はもう1匹、保護犬のポメちゃんがいるのですが、数年間、リード2本を手に巻き付けていました。それで、手が締め上げられ冬は結構つらかったのですが、イベント出店されていたKAZAMA BAGさんの2頭引きリードを買ってから、お散歩が格段に楽になりました。複数飼育の方にはぜひぜひおすすめします。

あと、炎症性腸疾患の寛解維持に、手作りドッグフードのお店「ランフリー」さんのオリジナルレシピが役立っていると思っています。

■オススメのおでかけスポットは?
大阪市内在住ですので、鶴見緑地公園が好きです。近場で、自然や映えスポット(笑)もあるところなので、時間があると連れていきます。

■最後に、ペットへのメッセージをお願いします
アズール。

実は……軽い気持ちで飼い主募集に応募して、迎えた瞬間は、正直、私が飼い主になるとは思っておらずいろいろ戸惑いの連続でした。犬と暮らすことが初めての私にとって、しつけることももちろん初めてで、未熟な私はいっぱい怒ってしまったね。

ごめんね。本当にごめんなさい。怒鳴りすぎました。どうしていいかわからなくて。あんなに怒鳴った私を、アッちゃんは、それでも「好き」って言ってくれて、自分の未熟さを思い知りました。

いま思えば、なぜ、あんなくだらないことで怒っていたんだろうと思います。「犬飼い」として初心者すぎたね、私が。本当にごめんなさい。

こうして、私を成長させてくれたのもアズールだよ。

今は、怒ることなんて、まったく起こらないし、毎日、愛おしさが増すばかり。

11歳になったアッちゃん。
炎症性腸疾患という完治しない病気をもっているアッちゃん。

私の使命は、アズールが、少しでも病気で苦しい思いをすることなく健やかに長生きしてもらえるよう、環境や食事を整えることだと思っているよ。

いつも、お留守番もありがとう。
大好きって言ってくれてありがとう。

世界で一番、大切なアズール。愛してるよ。

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