先住犬との別れ、そして新入り犬の登場 人気の柴犬漫画に新刊
日本犬専門誌『Shi-Ba』に連載中の人気コミックエッセイをまとめた、“柴ツボ”こと「柴犬さんのツボ」のシリーズ第12弾「会えてよかった 柴犬さんのツボ」(辰巳出版、絵と文 影山直美)が発売されました。先住犬との別れを経て、保護犬の黒柴(生後10カ月)が来て家はにぎやかに…。
著者の影山さんに、新入り犬の様子や、初めての保護犬のことなどについて聞きました。
本書は多くのファンを持つ柴犬本のシリーズ最新刊。著者が13年間ともに暮らしたテツが旅立ち、その後に迎えたヤンチャな黒柴ガク(1歳)、ガクが来て末っ子から姉に持ち上げられたこま(5歳)のことを中心に、“柴犬との暮らし”が楽しく紹介されています。
保護犬「ガク」うれしい誤算
――まずは、昨年夏に迎えたガクのことを教えてください。知りあいの訓練士さんを通してご縁があったそうですね、ガクは家では傍若無人なようですが、外を怖がったりしますか?
「今は散歩中に怖がる対象が減りました。以前は、バイクや、ただ立っている人など色々と怖がって前に進めないことがあったのですが、じわじわと克服しました」
――ガク君は初めての保護犬とのことですが、それまで保護犬に抱いていたイメージと、実際に迎えて感じたことがあれば、教えてください。
「ガクは初めての人に対する警戒心はあっても、家族になった私たちに打ち解けるのが早かったです。というか、最初から『ただいま』という顔をしていました。保護犬ということもあり、仲良くなるのにもっと時間がかかると覚悟していたので、うれしい誤算でした」
柴犬あるあるを楽しんで
――第1章ではガクとこまの様子、第2章は「先代に似ている犬に一目惚れ」などマンガと川柳で日常の話、第3章、第4章では柴犬の好き嫌いの不思議や都市伝説…と盛りだくさんの内容です。マンガはユニークで、おなかを抱えて笑ってしまうシーンもあります。どんなふうに本書を楽しんでほしいでしょうか。読者へのメッセージをお願いします。
「柴犬と暮らしている方には『あるある!』と楽しんでいただける内容ですし、しつけの参考にしていただけることもあると思います。また、まだ柴犬と暮らしたことがないという方には、おなじ柴犬でも“色々なタイプ”がいるということをお伝えできるかと思います。ぜひご家族で読んでいただきたいです」
最終章では、突然のお別れにはなったけれど“自分らしく”駆け抜けた先代テツと、テツがこまに指導した犬としての心得などがつづられ、影山さんの温かな思いを感じることができます。“柴犬愛”にあふれた、読み応えのある一冊です。
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- 「会えてよかった 柴犬さんのツボ」
- 出版社:辰巳出版(タツミムック)
価格:1000円+税
120ページ、A5判
Shi-Ba公式サイト - (書影をクリックすると、アマゾンにとびます)
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