猫に向かって「ニャー!」 猫バカっぷりは愛の深さの証し?
猫が好きで、猫を飼っているからといって、四六時中猫のことを考えているというほどでもない私ですが、道を歩いているとき、ふと「あっ!黒猫ちゃんいたぁ~」とキラキラした目で凝視したら黒いごみ袋だった、ということがよくあります。「キャッ!子猫ちゃん?」と思ったら軍手やボロ布だった、ということを含めたら、年に数回はあるでしょう。
猫好きの方なら、この経験あると思いますが…ないでしょうか? 私が近眼でアホなだけでしょうか。
猫好きがゆえ、冷静になるとアホみたいだな……と思う“猫バカ”な行動は、普段からあります。
「ニャー」「ニャー」と愛猫と会話
猫バカの人の行動の代表といえば、甘い声で猫に話しかけることでしょう。野良猫に対してでもつい話しかけてしまう、という猫好きの方も多いのではないでしょうか。
私も愛猫たちには毎日話しかけています。猫と暮らしていて猫に話しかけたことがない、という人はあまり聞きません。
「おはよー」
「ごはんだよー」
「今日も元気だねー」
「何してんの?」
「さっきもオヤツ食べたでしょ!」
などなど。そのときの猫の反応といえば、完全に無視されることもしばしばですが、“コイツ、何か話してるな”という顔でこちらを見てくれることも多いので、言葉が通じなくても割と話す甲斐があると言えます。
サビ猫の「あんず」なんかは、あんずの気分が乗っているときなら「あんず!」などと呼ぶと、「ニャー」と答えてくれます。
私「あんず!」
あんず「ニャー」
私「あんちゃん?」
あんず「ニャー!」
私「カワイイあんこちゃ~ん」
あんず「ニャー!」
私「ニャーー!」
あんず「ニャーー!」
と、会話っぽいことも成立します。(アホすぎる会話の内容は別として)あんずは要求があるときも「ニャーニャー」鳴いて主張するので、自分では話しているつもりなのかもしれません。
そんなあんずの“ねこ語”に対して、私も「ニャー」で返すことがよくあるので、コレ人に見られたら、だいぶアホなのでは……と冷静になることも。
夢の中では話す猫
かなりの猫好きの夫は、あんずが言葉を話しているメルヘンな夢をよく見るのだとか。
世界的に有名なネズミのキャラクターの声とそっくりの甲高い声で、ペラペラとおしゃべりしていたんだそうです。「今日は〇〇してたんだよ~」とか。これも、猫好きがゆえのバカげた話です。
あんずは本当に今にも言葉を発しそうなので、夢に見てしまう気持ちも分からなくもありませんが、キジトラ猫の「モモ」は鳴くことも少なく、あまり会話にはならないので、モモが話している姿は想像がつきません。
私が寝る前に、足元にまとわりつきながら「にゃおぉ~ん」と鳴くくらいでしょうか。そんなときには、「何よモモちゃん! 寝かせてよ!」とか言いながらも、全身を撫でまわすと、「ゴロゴロゴロゴロ!」と喉を鳴らして大喜び。そんな私たちを見たあんずが羨ましくなって割って入ってきて、三つどもえのじゃれ合いが始まり、“猫バカ”として至福の時間を過ごすことができます。
猫バカっぷりを見せれば見せるほど、猫のほうは、人間ってバカだな~みたいな表情を見せたりもしますが、“私って、愛されてるわ!”と思ってくれているのでしょうか。そこまで考えているわけがありませんね……。
頭で考えることは猫にとっては難しいでしょうが、“猫バカ”の行動から何となく愛情を受けていることを感じてくれていれば嬉しいなと思っています。猫バカ=猫への愛ですから。
(ヤスダユキ)
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