無心な猫とらえた写真集、続編も人気 撮影はいつも四つんばい

   大ヒットした写真集『必死すぎるネコ』の発売から2年。続編となる『必死すぎるネコ~前後不覚篇~』(辰巳出版)が発売され好評だ。アマゾン限定版が発売当日に完売し、書店からの注文で発売前に重版がかかる人気ぶり。撮影した沖昌之さんは、無心な猫たちに、いまも驚きがあると話す。

(末尾に写真特集があります)

 雨どいによじ登ったり、カンフーのような跳び蹴りをしたり、カメやカラスに挑んだり、観光客にぷいと背を向けたり……。第一弾をしのぐ“本能むきだし”な猫の写真約90枚が本書には収められている。

カンフー映画の一コマのよう(沖昌之 / 辰巳出版)
カンフー映画の一コマのよう(沖昌之 / 辰巳出版)

   今回は国内に限らず、香港や台湾の猫も登場するが、場所の説明はとくにない。辰巳出版の編集担当・小林裕子さんが説明する。

「沖さんの写真にあるのは、猫たちの事実と沖さんの“感動”だけ。とらえ方もさまざま。想像がつかない無限の広がりを持って、読者の方に楽しんでもらえるだろうと考えています」

  沖さんは猫を撮りはじめて6年目。近ごろではテレビ出演なども増えた人気の写真家だが、「自分のやり方は変わらない。猫たちがすごい」と話す。いまも撮影では「こんな瞬間があるんだ!」と猫のしぐさに驚くという。

「活動範囲はビックリするくらい広がったけど、猫をきちんと撮りたくて猫の動きに合わせてポジションを移動するので、撮影の基本は今も四つんばい。海外でも道をはうようにして猫を撮っていて、『こいつ、猫の撮影にめっちゃ真面目やな~』って伝わるのか(笑)、現地の人がジェスチャーで猫のいる所を教えてくれたりします」

台湾の村の猫も必死(沖昌之 / 辰巳出版)
台湾の村の猫も必死(沖昌之 / 辰巳出版)

 特に気にいっているのは、台湾の猫村「ホウトン」の猫だとか。

「人なつこく、自由気ままで、観光客がいようがいまいが自然な姿を見せてくれる。だからシャッターチャンスも多くなり、テンションもあがりますね。撮影への集中力が落ちてきたら、僕とも遊んでくれたりして」

 今回は、無類の猫好きでも知られる将棋界のレジェンド、加藤一二三さん(ひふみん)が帯を書いた。「ネコは無心!」。その一言にも想像力をかきたてられる。

【関連記事】 猫の無我夢中な一瞬、満載「必死すぎるネコ」 撮影者も必死

『必死すぎるネコ~前後不覚篇~』
撮影:沖昌之
発行:辰巳出版
定価:1320円(税込み)
(書影をクリックするとアマゾンにとびます)

藤村かおり
小説など創作活動を経て90年代からペットの取材を手がける。2011年~2017年「週刊朝日」記者。2017年から「sippo」ライター。猫歴約30年。今は16歳の黒猫イヌオと、2歳のキジ猫はっぴー(ふまたん)と暮らす。@megmilk8686

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