「秋田犬の里」がグランドオープン 秋田犬と触れ合える部屋も

秋田犬の里に5月12日まで展示されたハチ公の剝製(はくせい)
秋田犬の里に5月12日まで展示されたハチ公の剝製(はくせい)

 秋田県大館市の観光交流施設「秋田犬の里」が8日グランドオープンし、大勢の入場者でにぎわった。大館生まれで秋田犬の象徴でもある「忠犬ハチ公」の慰霊祭が開かれた。

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 JR大館駅に近い施設は鉄骨造り一部2階建て。ハチ公が飼い主の上野英三郎博士を待ち続けた1920年代の2代目渋谷駅がモデルだ。秋田犬ミュージアム、秋田犬と触れ合うことができる展示室、観光案内所、土産物コーナーなどがある。

 6月2日まで、企画展「ハチ公を愛した街 渋谷・大館」が開かれている。ハチ公の一生のほか、渋谷、大館の銅像が戦時中に供出され、戦後に再建された歴史などをパネルで紹介している。主人を待ち続けるハチ公を取り上げた1932年10月4日付け東京朝日新聞の「いとしや老犬物語」の記事もある。

 ハチ公の慰霊祭には、東京の忠犬ハチ公銅像維持会の上條清文会長らも出席した。大館駅前から秋田犬の里に移設されたハチ公銅像に献花した後、出席者全員で黙とうした。

 秋田犬の里は4月17日にプレオープンした。市観光課によると、6日まで4万6973人、10連休期間中は3万8960人が入場した。

朝日新聞
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