猫は人生になくてはならない存在 愛と癒やしで助けられて
モデルとして活躍する松島花さんは、3匹の猫と暮らしながら保護猫や保護犬を助ける活動にも取り組んでいます。初めて猫を飼ったのは8歳の時。「人生になくてはならない存在」だと言います。連載1回目は、そんな松島さんと猫たちとのこれまでをお伝えします。
皆さん、初めまして。モデルの松島花です。
私は現在3匹の猫と暮らしています。
この3匹は保護猫で今年6月に我が家にやって来ました。私はモデルの仕事の傍ら保護猫・犬を助ける活動を微力ながらしています。
そこで今回、”sippo”での連載を書かせて頂くことになりました。
猫の可愛さ、魅力はもちろん、向き合い方や別れ、保護猫・犬たちの現状、ペットブーム、虐待、ペット産業などについて、私なりに決して難しくならずに書いていけたらと思っています。
私自身、まだまだ知らないことも多く勉強しながらの手探り状態です。活動を始めてみて知ったことも多いので、先ず知らない方には知って頂く、考えて頂くきっかけになればいいなと思います。
私は小さい頃から猫が大好きで、8歳の時に初めて2匹の兄妹猫を飼い始めました。少しの留守番も寂しくないようにと最初から2匹で飼うことを決めていました。名前は男の子を”竹”、女の子を”梅”と付けました。私の苗字が”松島”なので、”松・竹・梅”というわけです。
竹は10歳の時”腎不全“で亡くなり、梅は今年の1月に20歳で亡くなりました。竹の時もペットロスに陥りましたが、梅は20年一緒にいたのでその存在はとても大きくて悲しい毎日でした。次の子を飼うという気持ちにはしばらくなれませんでした。でも猫のいない日々は本当に寂しくて、積極的に探さないまでも、出会ったら…出会ってしまったら…という気持ちが強くなってきました。
梅が亡くなり100カ日を迎えようとしていた頃、何気なく保護猫のインスタグラムを見ていたら1匹の猫に出会いました。何か語りかけてくるような目、どことなく梅に似た面影もありました。それが”ごろりん”です。
一目惚れしたとは言え、ペットを飼うということは最後まで寄り添うことができるかしっかりと考えなければいけません。大切な命ですから。家族で何度も話し合いをして、保護主であった方にメールを送りました。
その後、保護主の方とやり取りを重ね晴れて”ごろりん“の里親になることが出来ました。この時の事はまた詳しく書きますね。
そして今回も、ごろりんと相性の良い子と2匹で飼おうとしたところ、ごろりんとよく一緒に遊んでいた黒チビ2匹も引き取ることになりました!
名前はゴメズとフェスター、私が小さい頃大好きだった”アダムスファミリー“から取りました。
こうしていきなり3匹の里親になったのです。
「猫のために何かしたい!」と思っていた私がまず保護猫の里親になることで、ペットショップで”買う”のではなく、助けを求めているたくさん保護猫・犬の存在をもっと多くの皆さんに知ってもらい里親の選択を広めよう!竹や梅もきっと喜んでくれる!と思い、オフィシャルインスタグラムとは別にもう1つ保護猫・犬のためのアカウントを開設しました。
私がこういった活動を始めたいと思うようになったのは、母の存在がありました。母は昔から地域猫の餌やり、去勢・避妊手術、ケガをした猫を病院へ連れて行っていましたし、兄も小さい頃からよく学校の帰り道などで捨て猫を連れて帰ってきていました。そういう中で育った私は“保護猫“という特別な目で見るのではなく自然と『猫を助けたい』という意識が芽生えていたのかもしれません。
「猫を助けているようで…結局たくさんの愛と癒しで助けられているのは私なんだな」と気づかされる毎日です。私の人生に猫はなくてはならない存在です。
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