視力が落ちた愛犬 大好きなごはんの場所へは、まっしぐら!

診察台で眼の診断を待つココ
診察台で眼の診断を待つココ

 ココの視力が落ちてきて、本人(ココ)もショックを受けているだろうけれど、それより落ち込んでいるのは私のほうかもしれません。

 家の中では、家具の配置やドアの位置、廊下の長さなどなど、だいたいが頭に入っているので、以前のように、それらに激突するようなことはなくなったココ。

 でも、同じようにわかっていたはずの外の様子は、多くのわんこの匂いが時と場合によって異なるからでしょうか。匂いを嗅ぐのが大好きだった縁石に当たってしまったり、石塀に激突してしまったり……。怖くて怖くて、リードを数十センチにしか伸ばすことができない状態です。

 「ココはもう左眼も見えてないんじゃない?」とずいぶん前から言っていた夫に対し、「光と影はわかる」とかたくなに“両眼失明”を否定していた私。月イチで通っている動物病院でも、経過をみるだけの検査と、涙を増やす点眼薬をいただくだけになって、すでに3カ月が過ぎようとしています。

 つまり、今は、見えているか、見えていないか…ではなく、これ以上、眼球とその周辺の状態を悪くさせない、ゆったりとした治療になっているのですが、それでも私は「ココは少しだけ見えている」とかたくなでした。

 でも、一緒に家にいると、ココはもう何も見えてないのかな……と思うことばかり。8月30日で12歳の誕生日を迎えることもあり、鼻の周りの毛は真っ白になり、最近ちょっと歩き方がヨロヨロしていて、見ようによっては“おばあちゃん”っぽくなってきてしまいました。極小サイズなので遠目には赤ちゃんぽいのですが……。

夫に抱かれているココ。眼も鼻のまわりも白い
夫に抱かれているココ。眼も鼻のまわりも白い

 とはいえ何が助かるって、ココは食欲だけは旺盛だということです。わが家は朝と晩、ココとハンター、それぞれの年齢に合わせたドライフードをお湯でふやかし、2匹が大好きな乾燥野菜と乾燥果実もお湯でふやかして、与えています。

 量はハンターのほうが少々多いのですが、お湯でふやかすと、なぜかココが食べているフードのほうがどんどん嵩を増していきます。お皿からあふれそうなほどのフードをココはペロリといただきます。

 で、自分が食べ終わると、ハンターが食べているところまで突進していって、ハンターの残りの分も食べてしまいます。

 もちろん、ハンターが落ち着いて食べられるようにと、ゴハンをあげる場所を家の端と端とに離しているのですが、ココは、そこにはハズレなく突進していきます……。ハンターには申し訳ないのだけれど、こんなに食欲があって、モリモリ食べてくれるなら、ココはまだ長生きしてくれる……と気持ちが安らぎます。

 人は、自分の口からゴハンを食べられているうちは健康を保てると言われていますから、犬も同じだと信じたいです。

 しかし、12歳で眼が見えないココには、自分ではどうしようもできない制約が出てきてしまったのです……。

山田美保子
1957年生まれ。青山学院大学卒業後、ラジオレポーターを経て、放送作家、コラムニストなどを務める。「踊る!さんま御殿!!」「ノンストップ!」などを構成。ほかに雑誌、新聞、WEBに連載多数。

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