愛猫に投薬、毎日の苦労が実った! 血液検査で判明
前回まで3回にもわたり、病気がちなキジトラ猫・モモの“歯抜け騒動”にお付き合いいただき、ありがとうございました。
モモの歯が抜けたのは、免疫機能の低下による口内炎のため、とのことでした。(虫歯の疑いもぬぐい切れませんが…参照)
歯が抜けて駆け込んだかかりつけの動物病院は、猫らの不妊手術を始め、モモの免疫不全による皮膚病と口内炎の治療でも大変お世話になっていました。
以前は、病院で免疫抑制剤を毎月処方してもらっていましたが、最近は半年以上ご無沙汰していました。
でも、もちろんモモには欠かさず免疫抑制剤を飲ませています。
というのも、病院で購入するその薬があまりに高額のため、安価のジェネリック(後発医薬品)をインターネットで探し、海外から購入するようになって、病院に通わなくなったのです。
ジェネリックも病院の薬も、成分は同じはずなのですが、なんとなく病院に言いづらく、足が遠のいてしまったのです……。本当は、病院にも話すべきだったと思うのですが……。
そして今回の騒動で、ついにジェネリックの免疫抑制剤を飲ませていることを獣医師先生に告白することになりました。
告白を聞いた先生は、「うーん」とうなづいて、こう言いました。
先生「ジェネリックでもいいけど、全然違う成分のものもあるから、気を付けてね」
確かに、同じ成分をうたっている免疫抑制剤でも、沢山の種類があります。カプセルタイプなので、カプセルの色や形が違ったり、値段も病院で購入する場合の3分の2ほどの値段から、半額、4分の1くらいで買えるものも。
2~3種類買ってみたところ、安すぎても心配なので、そこまで安価でなく、飲ませやすい形の薬に落ち着きました。
2~3日おきくらいに飲ませていると、モモの皮膚病はみるみる良くなりました。だから、病院に行く必要もないと思っていたのです。
一方で、歯が抜けたのは口内炎のせいだとしたら、薬は効いているのか……とも思い、血液検査もしてもらいました。
すると、全く異常なしという結果に。
先生「皮膚病も落ち着いているし、血液検査もどこも異常がないから、薬は効いているということだね。薬をやっているおかげで、ギリギリのところで今の体調を保てている感じだね」
以前は、モモの皮膚病&口内炎治療のために、ステロイドの注射をしていたこともありました。その頃は、1か月半くらいに1度病院に出かけ、注射を1本打ってもらうだけなので、飼い主としては自宅で薬を飲ませるよりも容易でした。
しかし、このまま注射を打ち続けると、腎臓の数値が悪くなる可能性がある、とのことで、ステロイドをやめ、免疫抑制剤に変えたのでした。
薬を飲ませるための様々な苦労はあるものの、そのおかげで皮膚病は良くなり、内臓の機能も通常通りに保てているのは、とても嬉しいことでした。
先生は「今後できることがあるとすれば、口内炎のために、薬の量を増やしたほうがいいかもしれない」と言っていたので、2~3日置きに飲ませていた薬を、ほぼ毎日に増やすのは、大変なことではあります。
でも、その薬は確実に効いていて、モモを守るためのものだと明確になったことで、頑張って薬をやっていこう!と決意できたのでした。
(ヤスダユキ)
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