モッコモコ猫はこたつで丸くなり でも、隠れるのは別の場所?
最近、一段と存在感の薄い、我が家のキジトラ猫・モモ。
冬場は、こたつ依存症になるため、まるで野良猫のように、たまにしか姿を現しません。食事やトイレ、遊びの時間にはひょっこり出てきますが、それ以外はほぼこたつの中。
なので、近頃、この連載には相棒猫・あんずの様子ばかり書いているような気がしています。
モモはあんずに比べて毛の密度が高く、冬毛に生え変わってからは一段とモッコモコ。室内で厚手のコートを着ているようなもので、とても寒そうには見えません。しかも、都内の11月は、そう気温は下がりません。
もちろん、あんずもこたつに入りますが、飼い主が在宅中は、膝の上に座ったりなど、人間に身体を密着させることで“適度な保温”を保っています。
モモは食事やトイレ以外、自分が甘えたい時も、こたつから出てきてゴロンと横になり「ニュウ~~」とハスキーボイスで誘ってきます。そんなときは、体中をコロコロとこねてあげます。
話が反れますが、冬場の猫の胸毛部分って、たまらなくかわいいですよね……。モモは冬毛になると、全体的に丸くなるので、ふわっふわのモコモコになり、愛らしさが増します。冬場は「丸い! 愛らしい~~」なんて言いながら、胸毛を愛でています。
モモはこたつに入り浸っているとはいえ、良く食べ、よく出し、遊びにも少しだけ参加し(1年中それほど遊ばない)、甘えたりもしているので、体調が悪いということもなさそうです。
むしろ、最近は皮膚病がすっかり良くなってきて、快適そうです。この連載でも度々書きましたが、ほぼ毎日の投薬のおかげです。
かゆみと、かゆみがあったときのクセ(?)で、お腹をなめすぎて、お腹の毛が薄くなったり、皮膚が固くなったりしていたのですが、冬毛に生え変わったタイミングで産毛が生え、皮膚が固い部分もなくなりました。
寒いわけでもなさそう、体調も良さそう……。では、安心できるからこたつにいるのか?と思うと、どうもそうとは限らないようです。
先日、我が家に母と姉が遊びに来たときも、モモはこたつの中にいました。
モモは来客が苦手なのですが、こたつに入っていれば大丈夫だろう、と思いきや、こたつからビュッと飛び出してきて、テレビの裏側の隙間10センチくらいの所に身を隠してしまいました。
隙間をのぞくと、ぎゅうぎゅうに詰まった状態で、恨めしそうに私を見るモモ……。前にも何度か母と姉、来たことあるんだけどな……。
なぜその時、こたつよりテレビの裏の方が安全だと判断したのかは謎ですが、こたつはモモにとって安住の地ではないようです。
ということは、人間と同じように“こたつの引力”のようなものに引っ張られて入っているのでしょうか。私もこたつがあれば、ずっと入ってしまいますから……ひと(猫)のことは言えません。冬場は、こたつに動きを奪われても、仕方ありませんね。
(ヤスダユキ)
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