忍びこんだ泥棒 老犬ルーシー、ほえて暴れて、家族に知らせる

泥棒の侵入を知らせて現行犯逮捕に貢献したとして、滑川署は5日、滑川市内の40代の会社員女性が飼う17歳のミニチュアダックスフントのルーシーに、感謝状とドッグフードを贈った。堀睦司署長は「家族を守ろうと動いたルーシーに感動した」とたたえた。

今年5月4日午後9時過ぎ、女性宅に、外に置かれていた合鍵を使って男(47)が侵入。1階のリビングのケージ内にいたルーシーは、何度もほえたり壁に体をぶつけたりした。2階の寝室で寝ていた女性は、「家族なら騒がないのにおかしい」と1階へ行き、現金などを盗んで逃げようとしていた男を発見。近所の住人と取り押さえた。
ルーシーは2010年春から女性や家族と暮らしていて、現在は人間でいうと80代後半。元々おとなしかったが、年老いて鳴き声は小さくなっていたという。女性は「体力が衰えているのに全力で助けてくれて、ありがとう」と話して、感謝状を贈られたルーシーを抱きしめた。
(江向彩也夏)
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