「愛犬がフードを食べてくれない…」 途方に暮れた日々
ぷりぷりが10歳になりました!
人間年齢にたとえることにはあまり意味ないと思っているひねくれ者の私ですが、どうやら「人間でいうと還暦」らしい。げ。いつの間にか追い越されてる。
(末尾に写真特集があります)
ケーキやプレゼントのおもちゃに、10歳とは思えないヤングなはしゃぎっぷりのぷりたん。そんな姿に感極まってウルウルしています。
こんなに元気に10歳を迎えられるなんて……。
以前も書きましたが、ぷりはわが家に来たその日に下血しました。寄生虫を駆除した後も胃腸が弱く、調子を崩しては病院に駆け込む→薬をもらう→直後は落ち着くけど、また体調を崩す→病院に駆け込む……を繰り返していました。
そんな中、月齢11カ月で最初の発情期を迎えます。すると、ぷりはドッグフードをめっきり食べなくなってしまったのです。
「発情期で食欲が落ちるケースはよくある」と獣医さんには言われましたが、日に日に体重は落ちていくし、おなかが空っぽなので黄色い胃液を吐いちゃうし。生理が終わってからはいわゆる「偽妊娠」の症状が強く出て、結局、食欲不振が3カ月近く続きました。
「犬=食欲旺盛」というイメージを持っていた初心者の私は右往左往。何十分もかけてフードを1粒1粒食べさせ、おもちゃの中に仕込んで興味を引き……根本的な解決にならないことはわかっていても、「ちょっとでも食べさせないと」と、あの手この手を使って少しずつ口に入れました。
偽妊娠の症状が落ち着いてからも、いまいち食欲が戻らない。原因がわからないまま、食いつきのよさそうな缶詰に挑戦したり、魚のフードに変えてみたり。完全にフード難民です。
途方に暮れていたとき、転機が訪れます。
仕事で、ある著名人をインタビューすることに。その方のワンコの話を聞く取材です。
ワンコはパグの男の子。撮影のため一緒に現場にやってきたパグ君は、愛嬌たっぷり元気いっぱい! 出会いから、留守中にいたずらして誤飲してしまったやんちゃエピソード、日々の暮らしのことなど、あれこれお話を伺いました。
取材は無事終了。その後の雑談で、うちにもワンコがいること、体が弱くて食欲がないことを話すと、その方がこう言ってくれたのです。
「もしよかったら、この子を診てくれている獣医さんを紹介しましょうか?」
親身に相談に乗ってくれる獣医さんで、遠方から通って来るワンコもいるとか。
「病院を変えたからって、ごはんを食べるようになるのか、健康になるのか……」。不安と疑問にさいなまれながらも、わらをもつかむ思いで、私はその獣医さんのもとを訪ねる決意をします(続く)。
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