和歌山電鉄「たま電車」内の文庫に350冊寄贈
![寄贈された図書を背に記念撮影に応じる駅長見習い「よんたま」と和歌山電鉄の小嶋光信社長=いずれも和歌山市伊太祈曽](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/0836-l/picture/10572193/21fcc9bf47d1768e44baa0f76359bbd4.jpg)
和歌山電鉄貴志川線の「たま電車」内にある文庫に350冊の図書が寄贈され、和歌山市の伊太祈曽駅で4日、記念式典があった。猫の駅長見習い「よんたま」も初めて公式イベントに出席した。
![寄贈された車内文庫を背に記念撮影に応じる駅長見習いの「よんたま」](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/d0a1-l/picture/10572194/b0e42609cea55e12a52647ec6d8b546a.jpg)
新たに文庫に並んだのは、和歌山にちなんだ図鑑や写真集、外国人観光客向けに、英語、中国語、韓国語の小説や旅行ガイドなど。寄贈したのは和歌山東南ロータリークラブで、2009年のたま電車スタート時からある車内文庫の傷みに気付き、寄贈を決めたという。同クラブの土屋一博会長(52)は、「貴志川線が末永く残るのをサポートしたい」と話した。
![和歌山東南ロータリークラブの土屋一博会長(左)に感謝状を贈る駅長見習いの「よんたま」と和歌山電鉄の小嶋光信社長(右)](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/f35d-l/picture/10572195/8e8fa64dca4df1e0b1fa0dde36c577ae.jpg)
イベントに参加したよんたまは、和歌山電鉄の小嶋光信社長を通して、「たくさんの種類の本がそろってうれしいニャン」とのコメントを発表した。よんたまは、伊太祈曽駅で月曜と金曜を除く週5日勤務。1年間見習いとして働くという。
(金居達朗)
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