実家も子猫を飼いだした! 猫ブームは全国に拡大?!
栃木の実家の母からメールが来るのは、1~2週間に1度くらい。いつものメールを何気なく読むと、最後の一文に衝撃が走りました。
「ところで、お姉ちゃんが猫を飼ったよ」
えぇーーーっ! その話、「ところで」じゃなくて、最初に報告することのような気がする!
それに母は「お姉ちゃんが」と他人事のように言っていますが、姉一家(夫&子ども)と父母は同居しています。つまり、姉と母と猫は、すでに共に暮らしているということなのです。
実家に猫がいるなんて初めての経験なので、文字だけで想像が膨らみ、一人興奮する私。
私にとって、実家で猫を飼うということは、かなり唐突感がありました。我が家は30年くらい前に1度、犬を飼ったことはあるけれど、それ以降は金魚のみ。そう簡単に哺乳類と共に暮らすような家ではなかったはずです。
今年の猫ブームが、栃木の実家にまで到来していたなんて、ブームの広がりを改めて実感いたしました。
母は、家に猫が来たという重大な出来事を「ところで」で片付けていましたが、そもそも母は適当、いやおおらかな性格なので、家に猫がいることは大した出来事ではないのかもしれません。
でも、こうも考えられます。実家は姉一家と同居することになってから引っ越し、立派な家が建ちました。その家は、二世帯住宅ではないものの、姉たちと母たちの居住スペースは区切られています。
主に猫がいるのは姉一家のリビングなので、母にとっては「自分の家ではない」という認識なのかもしれません。いくら実の親子でも、仲が悪くなくても、大人同士が同居することって大変なんだろうな……(勝手な想像です)。いずれにしても、姉がいるから、私は安心して東京に住めるのです。姉よ、感謝しています。
話を元に戻します。姉への感謝ではなく、猫の話です。
母のメールの「ところで」部分だけではなく、姉が猫を飼うということ自体も驚きでした。
最近「犬が飼いたいな」とは言っていたので、いつか犬を飼うのかもしれないなと思っていました。
実家で子どもの頃に初めて飼った雑種の犬は、姉がどこかから譲り受けた子犬でした。私は小さかったのであまり覚えていないけれど、姉はずっと犬が飼いたかったのでしょう。
ハムスターを飼って死んでしまったときも号泣していたし、姉はそもそも私以上に動物が好きなんだという出来事が思い出されました。
姉は私が猫を飼っていることをうらやんでいる様子でもなかったけれど、我が家に来たときは、人懐っこい猫のあんずと積極的に触れ合っていました。うちの猫と初めて対面したのは今年の出来事だし、もしかして我が家のカワイイ猫ちゃんが、姉の心の奥底に隠された猫欲に火をつけてしまったのかも……。なんて思いながら、姉に猫を飼った経緯を聞いてみることにしました。
思いがけず長くなってしまったので、次回に続きます。
(ヤスダユキ)
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