インドの四つのサーカスが「動物を使わないサーカス」に!
当会(JAVA)と協力関係にある海外の動物保護団体から届いたニュースをお届けします。
米国の動物保護団体PETA (動物の倫理的扱いを求める人々)とその支部PETAインドは、2012年11月から2013年7月までの9か月間にわたり、インドの16ものサーカスの調査を行いました。これらのサーカスでは、動物に対して残酷な器具を頻繁に使用したり、不適切な扱いをしたりして、たくさんの動物を虐殺しました。また、ストレスに苦しんだり、失明状態に近い動物が多くいたりすることなども確認しました。
グランド・サーカス、ニューランボ・サーカス、ワールドチャンピオン・サーカス、グレートカマル・サーカスは、PETA、PETAインド、AWBI*(動物福祉委員会)などから告発を受け、動物は使わず人間だけのサーカスにすることを宣誓しました。
*AWBIは、後述の獣医学ケアに重点を置いているインドの動物保護団体アニマル・ラハット(Animal Rahat)に所属する監査官によって構成されている。
グランド・サーカスは、PETAインドとAWBIの調査後、リハビリを受けさせるために18頭の動物をAWBIに引き渡しました。
そして、7頭の馬と10頭の犬はPETAインドのシェルターに、メスのラクダはアニマル・ラハット所有の保護地区に移されました。
ニューランボ・サーカスは、所有していた2頭の馬、3頭の犬をアニマル・ラハットに引き渡しました。
ワールドチャンピオン・サーカスは、8頭の犬、1頭のヤギと1頭の馬をアニマル・ラハットに引き渡しました。
グレートカマル・サーカスは、3頭のヤギ、2頭の馬と1頭のラクダをアニマル・ラハットに引き渡しました。また、9頭の犬は里親を見つけるためにPETAインドのシェルターに移されました。
どのサーカスでも、ラクダを小さな台に立たせたり、ヤギを2メートル以上の高さに張ったロープの上を歩かせたり、犬を前脚あるいは後脚だけで歩かせるなど、動物に長年、残酷な訓練による芸を強要していました。そして、いずれの動物も不衛生なところで飼育されていました。
PETAインドの最高責任者であるプーバ・ジョシプラ氏は、「サーカスの経営者は、動物を命令に従わせるために、拷問を加え、エサ、水、休息など必要なものを十分に与えないで、汚い小屋に閉じ込めておく。皆さんにはサーカスのような動物を使ったエンターテイメントには行かないことを勧める」と述べています。
PeTA%27s ANIMAL TIMES The Magazine That Speaks up For Animals Issue 3, 2015: Animals Rescued: Four Indian Circuses Go Animal-Free
Victory: Animals Rescued from Grand Circus
http://www.petaindia.com/blog/victory-animals-rescued-grand-circus/
Victory: Animals Rescued from New Rambo Circus
http://www.petaindia.com/media/victory-animals-rescued-from-new-rambo-circus/
Victory: Animals Rescued From World Champion Circus
http://www.petaindia.com/blog/victory-animals-rescued-world-champion-circus/
officialPETAIndia: Animals Rescued From the Great Kamal Circus (YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=PaAChvzgSdk
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