なぜ? 猫シャンプーの次は、夫がかゆみで悶絶!?

猫の入浴。
それは、猫にとっても、ヒトにとっても、大変しんどいものです。少なくとも、我が家にとっては。
前回は、肛門絞りを断念したものの、猫用シャンプーでガシガシ洗浄しました。
あとはシャワーで流して乾かすだけ! 猫もヒトも、ラストスパート。頑張れ!
「ナ~ン!」
一旦落ち着いていたのに、シャワーをかけると、また猫のモモが嫌がり始めました。
どうやら、お湯につかること以上に、シャワーをかけられる感覚の方が嫌みたい。
「ナーン!! ナーーン!!!」
“始まった 悪魔の鳴き声 ナーンナン”
鳴き声による恐怖感を紛らわすために、そんな“一句”を心の中で詠みながら、シャンプーを流しました。
こんな悲しそうな声で鳴かれると、かわいそうに思って、うっかり手が止まってしまう。
でも、かわいそうだからこそ、さくっと終わらせなければ。
猫だけど濡れねずみになり、身体がすっかり細っそくなったモモをタオルで拭きます。
猫は、犬みたいに身体をプルプル振って、水分を散らすのはやらないんですね。(誰への問いかけか分かりませんが)
浴室から脱衣所に出たモモは少し落ち着いて、ホッとしたのもつかの間、今度は夫が大声をあげました。
「かっ、痒いぃぃー!」
腕をバリバリかきむしる夫。
「ダメだ、きっとシャンプーだ」
そう言いながら、洗面台でざぶざぶ腕を洗い流し始めました。
夫は敏感肌の持ち主。どうやら、猫用シャンプーがお肌に合わなかったようです。
私は何ともないので、猫に大量のノミがいたわけではなさそう。
しかし、オーガニックをうたっているシャンプーなのに……人間のシャンプーより高いのに……高麗人参エキス配合なのに……(これが悪いのか?)
こんなに人間がかゆがるなんて。こんなもんで猫を洗っても大丈夫なんだろうか……。
「かゆいー、死ぬ-」
悶絶する夫。
痒さのあまり(敏感肌による)、絶命した人っているのかな……。
「かゆい、かゆい」と腕を洗って、かゆみ止めを塗りながらも、夫はモモを押さえてくれて、私がドライヤーを当てて乾かしました。
今度は、ドライヤーの音にも風にも怯えていたので、モモの顔周辺をタオルでくるみ、ドライヤーが視界に入らないように配慮します。
短毛ではありますが、毛深くてなかなか乾かない。
しっぽ以外、ほぼ乾いたところで、モモをリビングに放つと、離れた所へすっ飛んでゆき、身体をペロペロとなめて毛繕いを始めました。きれいになったのに、身体を汚された感覚なのでしょうね。
疲れた……あと1匹、この作業が残っているなんて……。
余力があったら、次回も風呂編は続きます。あ、もうお腹いっぱいですか?
(ヤスダユキ)
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