殺処分された犬猫を供養 「飼う側は責任を感じて」

和歌山県新宮保健所と同串本支所に昨年3月~今年2月に収容され、県動物愛護センターで殺処分された犬や猫たちを供養する会が16日に新宮市緑ケ丘2丁目の県東牟婁振興局であった。
保健所や新宮市など6市町村、5動物病院でつくる「紀南狂犬病予防連絡会」の主催。県全体の犬猫の慰霊会は同センターで毎年催されているが、紀南地区では30年ほどにわたって独自に供養を続けている。
振興局駐車場の慰霊碑前にこの日、県や市町村職員、地元住民ら約30人が集まり、ペットフードを供え、白菊を手向けて犬や猫を供養した。連絡会長を務める「なち動物病院」の川端千景院長(62)は「人間の身勝手や不慮の出来事で短い生涯を終えなければならない不幸な犬や猫に胸が痛む。飼う側が、捨てない、生ませないという責任を強く感じてほしい」と話した。
(東孝司)
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