カメラ目線のあんず
カメラ目線のあんず

「愛猫のため、多少の電気代は惜しみません!」 だけど悩む深夜のカーペット問題

 東京都内でも雪だるまが作れるくらいの積雪があり、冬本番を思わせる寒さがやってきました。我が家の猫らはホットカーペットで暖をとるか、2匹でぴったりとくっついて寝るかのどちらかで、その時の気分次第で過ごしているようです。

カーペットの電源を切るか否か

 連載タイトルの通り、私は猫アレルギーであることもあり、寝室に猫を入れていません。猫らも、ずっと以前からそうなので当たり前になっていて、ほぼ毎晩2匹で仲良く眠っています。

 なので、リビングにいる猫らに「おやすみ~」と言って私は寝室に行くわけですが、その時に迷うことが1つあります。

 それは、ホットカーペットの電源を切るかどうかです。もちろん、猫らがホットカーペットで寝ていればつけっぱなしの一択ですが……。

いつもの2匹

 猫らは熟睡時には必ず、お気に入りのクッションの上で2匹ぴったりくっついて眠るので、深夜にはホットカーペットの上に誰もいません。なのに、電源をつけっぱなしにしているのももったいない気がするんです。そもそも暖房はつけっぱなしなので、室内の温度は保たれています。

 ホットカーペットの電気代は、2畳で1時間10~20円くらいと様々なサイトで調べはついていて、一晩つけっぱなしにしたところでそこまでではありません。とはいえ、毎晩となるとなかなかどうだろう……と考えてしまいます。

 私が寝るときに2匹のどちらかがカーペットにいる場合は電源を消さないし、2匹でぴったりくっついて熟睡している場合は、迷いなく電源を切って寝室に入りますが、布団に入ってふと思うのです。猫らが夜中にケンカなどして(毛づくろいされたくないときに舐められた!などで、急にケンカになることも)、どちらかがクッションから追い出されたら、もう1匹が寒い思いをするのでは……。

 いやいや、ほかにもボックスタイプの猫ベッドもあるし、猫タワーのてっぺんに行けば、かなり暖かいはず……。でも、モモはタワーの天辺には登らないし…

 それに、ホットカーペットに猫らがいなくても、電源がついていたほうが、ぽかぽかなのでは……。

 など、いろいろ心配になることがあり、翌朝の気温が2度以下になる場合は、猫らが寝ているそばのホットカーペットの電源もつけておくようになりました。

ホットカーペットで暖を取るあんず

 でも、よく考えたら「犬猫用のホットカーペット」なるものが売っているようなので、それを買えば、初期投資を差し引いても電気代の節約になるよな…と、今さら気づいた次第でした。

体調の変化が分かりやすい愛猫

 ホットカーペットの話より以前、いつも元気なサビ猫・あんずの体調が心配な時期がありました。

 口臭が気になって動物病院に連れて行くと、歯茎の一部に腫れが見られ、抗生剤が出されたのでした。

「腫れや口臭が良くなったら飲まなくても良い。せいぜい2~4日間くらい」

 ということで、ひとまず2日間薬を飲ませると、なんだかあんずの様子が変わってきたのです。

 まず、1日何度も「ニャー!」と鳴いておやつの催促をしないのです。

 とにかくずっと眠っていて、元気がないようにも見えました。それでも、1日に食べる量はそこまで少なくなってはおらず、ぐったりしているわけでもありませんが、「なるべく眠っていたい」という状態に見えました。

 病気がちなキジトラ猫・モモの場合、割と「常に眠っていたい」状態なので、モモがこうなっても気が付かなかったでしょう。

キャットタワーも好きなあんず

 でも、あんずはいつも何かと飼い主に「ニャーニャー!」と主張をする猫なので、ものすごく心配になりました。

 目立った病気をしたことがないとはいえ、12歳のあんず。このまま弱ってしまうのでは……など思い、ひとまず投薬はやめてみると、割とすぐにいつものあんずに戻っていきました。

 起きている時間が多くなり、オヤツも欲しがるようになり、うるさいな……と思うこともあった、部屋中に響き渡る朝ゴハンの催促「ニャー!!!ニャー!!!」も、耳心地が良く感じました。

 また病院へ行くと、今度は免疫抑制剤に変わり、投薬すると元気なまま、口臭も良くなっていきました。今思うと、あんずは体が小さいので、抗生剤の量が多かったのかもしれません。(もちろん、獣医師さんは考慮してくださっていますが)

 免疫抑制剤の投薬も終わり、すっかり元気で口臭も良くなったあんずは、これまで以上に元気いっぱいにニャーニャーと騒いでおられます。

(次回は3月21公開予定です)

【前の回】対照的な高齢猫2匹の通院 1匹は通院バッグを見て逃亡し、1匹はバッグがお気に入り

安田有希子
2015年からsippoにて「猫アレルギーですけど」の連載開始。2匹の元保護猫と暮らして4年目に猫アレルギーが発覚するも、平和に暮らす。猫の好きなパーツは、小さく並んだ門歯。幼少の頃「うちのタマ知りませんか?」のすごろくに大ハマりした年代。栃木県出身。

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この連載について
猫アレルギーですけど
普通の家で飼われている猫「あんず」と「モモ」。飼い主の主婦が、2匹との生活や発見をユニークな視点で切り取る人気連載です。
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