大きな成果を残した譲渡会 「動物愛護委員会」の“役割”を知り今年も尽力を誓う
「ハンター」と「マル」を迎えてから、2匹との縁をつないでくださった保護団体の皆さんを始め、多くの団体さんとお付き合いをさせていただいていることは度々書いてきました。
私が所属している「エンジン01文化戦略会議」の「動物愛護委員会」の活動というのは、一言で表すならば“啓蒙(けいもう)”であって、9月の動物愛護週間に開催している「川島なお美動物愛護賞」で、動物愛護に尽力してくださっている団体や個人の皆様にささやかな賞を差し上げているのが最大のイベントです。
「譲渡会をやりませんか?」
贈賞式でお目にかかる皆さんの日頃の活動の様子を知るにつけ、自分たちがやっていることは微々たるものなのだ……というのは、おそらく委員全員が思っていることです。そんな私たちから、立派な活動をされている団体さんや個人の皆さんに賞を差し上げるというのも偉そうではないのか。ズレてやしないのか……という悩みも正直なところ、あったものです。
そんな折、朝日新聞の太田匡彦記者が度々言ってくださっていたのは、「これだけの有名人が集まっているのだから、愛護団体さんとは異なるアプローチで、もっと活動ができるはず」ということでした。もう少しかみ砕いて言うならば、「委員の皆さんの知名度を生かして、もっと積極的に発信したり、啓蒙活動をしたりしてほしい」ということ。
それを受けて、湯川れい子さんから委員長を引き継いだ鎧塚俊彦さんが「我々も譲渡会をやりませんか?」と言い出したのは昨年の初めのことでした。
譲渡会実現に向けて
「もちろん団体さんの協力を仰ぎながらですが…」と言い、鎧塚さんは積極的に愛護団体の代表の方に連絡を取り始めたのです。
前述のとおり、これまで「川島なお美動物愛護賞」を受けてくださったいくつかの団体さんとのお付き合いはありましたし、「坂上忍さんの『さかがみ家』にもお願いしよう……」と鎧塚さん。
果たして、昨年の「川島なお美動物愛護賞」の贈賞式の後、同じ会場の「京橋エドグラン」のオープンスペースで、「エンジン01文化戦略会議」の「動物愛護委員会」が主催する譲渡会が行われたのです。
最終譲渡数は24匹
その模様は昨年、この連載でも書かせていただきましたが、11月某日、鎧塚さんからとてもうれしいLINEがグループに届きました。
「9月24日、エンジン01動物愛護委員会主催保護犬猫譲渡会、最終報告となります。申し込み数40匹の内、最終譲渡数は24匹となりました。素晴らしい成果となりました。ありがとうございました」
さらに、協力してくださった動物愛護団体さんからは、
「譲渡会を開催していただいたことで、保護犬や保護猫を迎えようとしている人が増えています」
「啓蒙活動にもなり、御縁をいただけたことに感謝しています」
「いままでたくさん譲渡会をしてきましたが、スタッフがいちばん楽しそうにしていました。また9月……と言わず、春にもやりたいな~とみんなが話しています。ご検討よろしくお願いします」
などのメッセ―ジが鎧塚さんのもとへ届いたそうです。
忙しい坂上忍さんが駆け付けてくださったり、「川島なお美動物愛護賞」で「ワンダフルパートニャーズ賞」を受賞された俳優の川上麻衣子さんが譲渡会まで残ってくださったりと、譲渡会目的ではなく、通りがかった方たちが興味をもって保護犬や保護猫と触れ合ってくださったことも、我々にとっては涙が出るほどうれしいことでした。
尽力していきます!
前出の太田匡彦記者が長年、言ってくださっていたのは、こういうことなのかもしれない……と思いました。
「人にはそれぞれ役割があるからなぁ」とは、私が長年仕事をご一緒している明石家さんまさんの言葉です。そんな役割を理解して、精一杯全うすることが大切なのだとしたら、今回、鎧塚俊彦委員長率いる私たち「動物愛護委員会」は、自分たちの役割を初めて全うできたような気がします。
協力いただいた動物愛護団体の皆様、そして保護犬、保護猫を迎えるため、積極的に参加してくださった皆様、改めまして誠にありがとうございました。
今年の春にまた譲渡会ができるよう、尽力していきます!最後になりましたが、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
(次回は2月13日公開予定です)
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