動物たちに思いを寄せる新年 犬や猫たちと健やかな一年をお過ごしください
2023年ももう10日が過ぎてしまいましたが……、新年あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
穏やかに迎えた新年
初代ワンコの「ピン」が1匹だったときは、犬を連れて行けるホテルやペンションなどで、お正月を過ごしていたものです。
が、「ココ」が加わって2匹になってからは、何かと移動が大変になったり、ホテルの「ペットポリシー」によっては、1匹につき一部屋リザーブしなければならなかったり……で、今年もずっと家で年末年始を過ごしました。
お陰様で、ココも「ハンター」も「マル」も、飼い主の私も夫も元気にしています。
正確には、ココは失明していますし、ハンターは4日に1度、ステロイドを少量服用しているし、マルは白内障手術後の点眼が欠かせません。でも、ココは見えないながら、家具の配置をすべて把握し、迷わずに行動できますし、ハンターも、「こんなに少量の薬を4日に1度、飲んでいるだけで数値が保てているのは立派」とお墨付きをいただきました。マルは、眼科専門医の病院に通う間隔がどんどん広くなっていき、いまは4か月に1回の通院になりつつあります。
ココは今年8月で17歳、ハンターは推定で10歳~13歳、マルも推定で8歳~9歳とみんな高齢ながら、穏やかに新年が迎えられたことは本当にありがたいし、空の上で見守ってくれているピンに心から感謝しなければなりません。
犬たちに思いを寄せる
年明け、「エンジン01文化戦略会議」の有志からなる非公式グループLINEに、『メニコン』社長の田中英成さんからテレビ出演のお知らせが入りました。1月7日放送の『知られざるガリバー~エクセレントカンパニーファイル』(テレビ東京系)でメニコンさんが紹介されたのです。
コンタクトレンズメーカーのメニコンが白内障によって濁った水晶体の代わりに入れる眼内レンズの技術を応用して、系列会社の『メニワン』では犬用の眼内レンズも製造していることは、マルの白内障手術のことを当コラムで書かせていただいたときにも取り上げました。
グループLINEに改めてマルの画像を送り、田中社長への感謝のコメントも入れたところ、動物愛護委員会の湯川れい子さんや倍賞千恵子さん、そして、マルとの縁をつないでくれた浅田美代子さんらが、改めて「素晴らしい技術」「マルちゃんは美保子さんの子になって良かったね。幸せだね」などと返信をくださいました。
そして田中社長からは、「過酷な繁殖の結果、身体がボロボロになる犬たちが絶えません。また、無茶な近親交配による純血種生産が先天性疾患や遺伝疾患を増やしています。純血種は、眼病として先天性白内障や緑内障が多く見られます」との解説コメントが入りました。医師でもある田中社長の説明には説得力があるだけでなく、現場をよくご存知なので、グループLINEにいるメンバーたちも改めてワンコたちに思いを寄せたようでした。
飼い主も健康でいること
繁殖引退犬でブリーダー崩壊の末、『Wonderful Dogs』さんに保護していただき、我が家にやってきたマルのプロフィールについては何度も書かせていただきました。両眼の白内障手術をして、いまは元気いっぱいに走り回っているマルを見ていると、適切な治療や手術を施し、それ以上に飼い主がたっぷりの愛情を注ぐことが、いかにワンコを健康にさせてくれるのかを改めて知った気がしました。
実は昨年、1歳下の実弟が脳出血で倒れ、半年の入院を経て退院。いまも実家でリハビリに励んでいます。我が家は両親を含め、みな健康だったはずなのに、なぜ、そんなことになったのか。そして、年子の弟がそんな大病を患ったことで、私も“かかりつけ医”に相談に行く機会が増えました。
幸いにも、私には特に悪いところはないのですが、ココとハンターとマルのためにも、私自身が健康でいなければ……と想いを新たにする年の初めとなりました。
皆様も、どうかお身体をご自愛ください。そして、ワンコやニャンコと健やかな一年をお過ごしくださいね。
【前の回】家で迎えてくれる愛犬たちのぬくもりに支えられた2022年 幸せはいつも隣に
(次回は2月14日公開予定です)
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