レトロな喫茶店の２匹の看板猫　自由気ままに活動中、大好物はカツオブシ

　東急世田谷線の若林駅から徒歩１分ほどの場所にある、築60年になるレトロな雰囲気の「喫茶サロン ことたりぬ」。オーナーの弦間友裕さんが、あるとき店の前で行き倒れていた１匹の老猫を助けたことから猫との縁ができたそうです。お店では各種ワークショップなども行っており、もともとお店のお客様だったという、猫好きで紙工作家の石井希さんが、７月から１階で「工作カフェ」を始めています。

（末尾に写真特集があります）

　現在弦間さんと共に暮らすくろちゃん（３歳♀）とあおちゃん（３歳♀）姉妹は、名古屋から子猫のときにやって来た保護猫で、人には慣れているものの、どちらもなかなか警戒心が強いとか。基本は弦間さんがいるときだけ下りて来ますが、機嫌が良ければ、大好物のカツオブシに釣られて近くに寄って来てくれるかも!?くろちゃんとあおちゃんにはそれぞれ活動する時間帯があり、お昼はくろちゃん、夕方以降はあおちゃんの時間で、夜中から朝方にかけては２匹の追いかけっこタイムだとか。

　看板猫ではあるものの、人間よりも猫たち優先。気が向けば姿を見せるし、気が向かなければ出て来ません。そんな２匹の猫たちが自由気ままに闊歩し、猫好きの仲間たちをはじめ、様々な人々が集うお店はとても居心地がいいのです。

（取材・平野敦子）