ビビりな「モモ」と社交的な「あんず」 それぞれ異なるかわいいところベスト3
猫と暮らしていると、「かわいいなぁ……」と思うしぐさに出くわすことが度々あります。
ビビり猫のモモと、人懐っこいあんずという性格の異なる2匹と暮らしていると、それぞれまったく違ったかわいいしぐさを観察することができて、とても幸せ。
ゴールデンウィークに11歳を迎えるモモとあんずのかわいいところを、カウントダウン形式でお伝えしたいと思います。
モモのかわいいところベスト3
まずは、ビビりな猫「モモ」からご紹介。
3位:飼い主が寝ようとすると甘え声を出す
モモは飼い主が寝室に入ってしまうのが寂しいのか、私か夫の遅く寝る方が寝室に入ろうとすると「ゴロゴロニャーン」と、まさに猫なで声で鳴きながら、足元にまとわりついてくることがあります。
足元にまとわりつかれると寝室に入れなくなってしまうので、なでなでタイム開始。
モモが一番好きなのは、“足で優しくお腹を踏んであげる”こと。最初は夫が無精をしてモモを足でなでたところ、モモがお腹を出してゴロンと転がるので、優しく踏んでやると、より喉を「ゴロゴロゴロ……」と鳴らして気持ちよさそうに。
なでるより、優しく踏んだ方がなぜか喜んでくれます。
ちなみに、あんずは手で触れたほうが喜ぶのでやりません。
2位:驚いたとき、ピョンと飛び上がる
モモは生粋のビビり猫。我が家に住んで10年経っても「ピンポーン」というチャイム音だけで隠れてしまいます。家の中をパトロールしているときは神経をとがらせていて、モモを脅かすものは何もない中でもビクビクと歩き、そんな中で「コトッ」と物音がすると、ビクッ!っと驚いてピョン!と真上に飛び上がってしまうんです。
その真面目な顔と、瞬発力の高さがおかしくて、愛らしいんです。
ちなみに、あんずはこうなったことはありません。
1位:いつのまにか近くで佇んでいる
子どもが寝静まった夜、リビングで仕事をしていると、音もなく近づいてきて、私の足元にそっとたたずんでいる姿がかわいくてたまりません。しばらく気づかずパソコン作業をして、ふっと一息ついたとき「モモちゃん、いたの!?」となることがしばしば。あんずと違うところは“そっと”たたずんでいるところ。
ちなみに、あんずは私の足元に来たいときは「ニャーニャー」鳴きながら、私の目を見てアピールしながら近づいてきて、ドカッと膝に乗ってきます。そっとたたずんでいることはまずありません。
あんずのかわいいところベスト3
次に、あんずのかわいいところをご紹介。
3位:人懐っこさ
あんずは子猫の頃から、社交的な猫でした。保護猫譲渡会での初対面時ですら、夫が抱っこするのも嫌がるどころか嬉しそうで、「犬みたいな猫だなぁ」と思ったものです。成猫になっても変わらず、来客のおもてなし(触らせてあげる)もバッチリ。猫好きの来客が喜んでくれるので、ありがたい性格です。
ちなみにモモは、来客があるといわずもがな隠れっぱなし。来客の方が帰って1時間後に出てきます……。
2位:はっきりとした意思表示
あんずは、「おやつが食べたい」「遊びたい」「甘えたい」「早く朝食ちょうだい」「水を交換して」などを、全て「ニャー」で意思表示してくる猫です。
もちろん、何を言っているのか聞き分けはできませんが、状況で判断しています。おやつか遊びかの判断を間違えることがよくありますが、どちらかで満足すると、最初の要求は忘れてくれます。さすが猫。
ちなみにモモが意思表示するのは、モモの3位にあげた飼い主が寝る前の“寝ないで鳴き”だけ。普段は、あんずほど強くやりたいことはなさそうです。
1位:子猫の頃から変わらない“ふみふみ”
猫にふみふみされる時間は至福。間違いなく幸せホルモンが分泌しているでしょう。前足のやわらかい肉球でリズミカルかつ優しくマッサージされると心が温かくなります。子猫の頃は、いつも10分以上やっていました。
子どもが産まれる前は、ほぼ毎日私の太ももの上で “ふみふみ”しながら喉を「ゴロゴロ」。私の膝に子供が乗るようになってからは、夫に“ふみふみ”していましたが、娘が3歳になる頃には、娘が寝た後に限って私への“ふみふみ”も復活して嬉しい限りです。
ちなみにモモの場合、そもそも膝の上に乗ってくれることがレアで、1年に1度くらい“ふみっふみっ……”とゆっくり「3ふみ」くらいしてくれることがあります。今までの最高は「5~6ふみ」。
みんな違って、みんなかわいい
猫らのかわいいところはたくさんあるので、上位3個を出すのが難しかったです。今日はこの3つだったけど、明日は変わるかもしれません。
また、猫の数だけいろいろなかわいさを見ることができるのだと思います。よその猫のかわいいところをSNSなどで見るのも楽しいものです。
この連載を見てくれている方も、「猫ってみんなかわいいけど、この家の猫たちはこんなかわいさがあるんだ」と感じてくれているのではないかと思っています。
(次回は5月19日公開予定です)
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