暖かさのおすそわけ　ノルウェージャンフォレストキャットの「月雫地（すだち）」

sippo投稿ストーリー

2022/05/02

＜sippoストーリー＞
月雫地（すだち）／女の子／ノルウェージャンフォレストキャット／４歳
普段の呼び名：ちゅちゅ、すぅーう
飼い主さんのニックネーム：デコポン

■名前の由来はなんですか？
涙を止めようと夜空を見てる時に、月の光が綺麗に降り注いでいたので、雫として地上にこの子を使わせてくれたという意味でつけました。

■出会ったきっかけはなんですか？
彼女との出会いはペットショップです。近親者と18年連れ添った先代の子とを立て続けに亡くしたばかり、どっぷりロス状態の時でした。無理やり連れていかれた場所でした。もちろん迎える気持ちもなく、可愛い子見るのもとても悲しくて辛い気持ちでいっぱいだったのですぐ帰るつもりでした。彼女は私の膝の上に座り黙って周りの話を聞いていたように思います。でも不思議で、私の会話に反応していているように思え……最後には「私の子供になる？」と聞いていました。聞いた時、「にゃあ」と返事をしてゴロゴロ言ってくれたんです。タイミング良かっただけかもしれません。でもその時の返事は、私が彼女のママなると決めたきっかけとなりました。

■今回選ばれた写真はどんな時に撮った写真ですか？
寒い日のある日、いつも着用しているママのネックウォーマーを暖かさのおすそ分けのつもりで、彼女にかけてあげた時の写真です。

■ペットとの忘れられないエピソードは？
引越ししてまもなく点検業者さんが来た時の話です。我が家には当時、彼女と男の子の２匹がいました。彼女はいつも人を遠巻きに観察してるタイプで、業者さんに迷惑をかけることもないため、彼女の居場所を確認して室内フリーにしていました。一方人が大好きで、業者さんの作業の邪魔をする男の子はケージへ入れることにしていました。彼をケージに入れる前に彼女の居場所と存在をしっかり確認していました。ですが、彼をケージに入れ終わった時に気づいたのです。彼女の存在、気配が忽然と消えたんです。家の中の隅々まで探しました。もしかして、ドアを開けた時に「何かのはずみで外にでてしまったのでは？」と業者さんそっちのけで周辺を探しました。それでもいないんです。神隠し状態。身体中に緊張が走り、頭で一生懸命整理して泣きたいのも必死に堪えて、思い当たるところ全部探したのにいない。途方に暮れた時、業者さんから「いましたよ」と一言。神の声に聞こえました。業者さんの声がする方に行ってみると……床下。「奥の方にいるので、おやつで気を引いて捕まえてくれる」と言われたけど、彼女は人への警戒心の強い子。なのでおやつで釣られるタイプではないことが明確だったため、業者さんに頭を下げ懐中電灯を照らしながら真っ暗な床下に自らほふく前進で入り奥に進みました。彼女はとっても楽しそうに床下の奥に優雅に座っていました。帰りは彼女を抱えながら片手ほふく前進で床下を進み、床上まで連れて帰りましたが、本ニャンはホコリまみれの楽しい冒険だったようでご機嫌でした。業者さんから「床下にお客さんと入ったのなんて初めてです」と苦笑いで言われ、ひたすら謝り、精も根も尽き果てて衝撃的な時間の記憶となりました。猫の好奇心、侮れません。この後から、ふたりともケージに入れられるようになったのは言うまでもありません。

■ペットと一緒に暮らし始めて、あなたに起きた変化はありますか？
生きる気力が湧き、グレーだった景色がまたカラーになりました。この子のために生きてます。

■他の飼い主さんに薦めたいグッズは？
SUMIKAの突っ張り型木製キャットタワーとスケルトンラウンドベッドです。

■最後に、ペットへのメッセージをお願いします
あなたがいるから頑張れる。あなたがいるから笑顔になれる。生まれて来てくれてありがとう。ママの子供として、ゆっくり猫生を過ごし、長生きしてね。大好きだよ。

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