15歳の愛犬が夜中にトイレ、寝不足の私 朝まで寝てくれる方法をやっとみつけた
これまで何度か書かせていただいたように、目が見えなくなってからのココは、私たち夫妻が寝ている寝室のベッドに自力で上がることができなくなったため、1人(1匹)だけ、リビングのマイ・ベッドで寝ています。
が、いつからか、夜中、家の中を徘徊するようになってしまいました。
さらに、今年8月で15歳になり、高齢だからなのでしょうか、夜中は特に頻尿になってしまい、少量のオシッコを計4~5回。その度に、クゥクゥ鳴きながら寝室に知らせに来るため、起きて、ココに「わかったよ、トイレしたのね」「お利口さん」などと声をかける私は、完全に睡眠不足になっていました。
これが冬になっても続くのかと思ったら、う~ん……、果たして起きられるのだろうか……、それでもココは鳴き続けるのだろうか……と少々気がかりだったのです。
朝までぐっすり
1カ月ほど前、夫が居ない夜、試しにココをベッドごと私の枕元に置き、片手で抱きながら寝てみました。
極小犬のココは、1歳過ぎに我が家に来たときから体重は2㎏弱。食欲は旺盛なので、丸々としていたときもあったのですが、いまはまた2㎏弱になっていて、触ってみると腰のあたりは骨が出ていて、ビックリするほど痩せています。幸い、まだ食欲は旺盛なので、獣医さんからも「特に心配はない」と言っていただいていたのですが、極小犬ゆえ、体の中にオシッコをためておけない上、腎機能の低下も疑われます。「念のため」と、抗生剤を出していただきました。
ごはんに1錠、混ぜた日の夜、早速、効果が出ました。私の横で小さな寝息をたてていたココを時折、なでたり、手のひらで体を抱いたりしていたところ、なんと! 朝までグッスリ寝てくれたのです。
これは助かりました。以前は、リビングでココが声をあげると、私の傍らで寝ていたハンターが真っ先に反応し、ベッドを飛び出し、ほえて私を呼びます。さらに、マルは自力ではベッドから降りられないハズなのに、その瞬間だけはポ~ンと飛び降り、ハンターと共にワンワン鳴くのです。
犬たちは、どんな会話をしているのだろうとハッキリしない頭で考えつつ、やっと起き上がる私。それでもピクリともせずに寝ている夫……。それが一晩で4回~5回…というのは、さすがにこたえていました。
それが、朝まで1回も起きなかったのですから、私もしっかり眠れたので、取れにくかった疲れが、スッキリ。本当に助かりました。
2人と3匹、ぬくぬくの秋
そうこうしているうちに、季節外れの夏日の連続からいっきに季節が進み、今に至ります。
ミニピンは短毛ゆえ、我が家では、虹の橋を渡って行ったピンも、ココも、保護犬のハンターもマルも、漏れなく寒がりです。
特に、沖縄のブリーダー『ハウスドッグ』さんにお世話になったピンとココは、夏場、エアコンの室外機の前で熱風をあびるのが大好きでした。
それをハンターやマルも好んでやり始めたときには本当に驚きましたが、秋の気配が感じられるようになってからは、全員、服を着て、日中でも毛布にくるまっています。
夜はもちろん、全員(人間2人、犬3匹)で毛布や羽毛布団にくるまり、寝ています。犬の体温は人間のそれよりも1~2度、高いものですが、新入りのマルは特に体温が高いし、かなり順調だったダイエットは3㎏の壁から、なかなか進まなくなったこともあり、すっかり“湯たんぽ状態”です。
何があっても熟睡している夫は別として(苦笑)、顔の横にココ、おなかのあたりにハンター、足元にマルがいて、時々、それぞれに触りながら、ぬくもりを感じる幸せな夜……。
この先、何年も続くことではないと頭ではわかっていながら、「ず~っと、こうしていたい」「ピンちゃん、まだ、お迎えにこないでね」と心の中でつぶやく日々。
そして、ココもハンターもマルも本当にカワイイと改めて思える秋の夜長です。
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