自問自答の末にオープンした保護猫カフェ 猫たちと新しい飼い主をつなげる受け皿に

 東急田園都市線駒沢大学駅から徒歩10分ほどで「保護猫カフェ駒猫」に到着。駒沢オリンピック公園西口の目の前にある店内では、年齢も性格もさまざまな15匹の猫たちが、お気に入りの場所でくつろいだり、日向ぼっこしたり、遊んだりしています。

(末尾に写真特集があります)

 現在3代目の白黒猫のりん君(16歳♂)と暮らす店長の吉田清美さんは子どもの頃は猫と暮らしたことがなく、以前住んでいた家のベランダに白黒の猫が迷い込んで以来猫にハマってしまったとか。

「保護猫カフェ駒猫」店長の吉田清美さんとパートナー猫「涼くん」
清美さんの大事なパートナーの涼君

「最初は猫の飼い方もよくわからなくて、自由に出入りさせていたんですが、私が仕事から戻るとニャンコちゃんは必ずベランダから戻って来てくれて。彼女とは心がつながっていたと思うんです」と語ります。

 ニャンコちゃんとの出会いによって外猫にも目を向けるようになった吉田さんは会社員から転職し、動物に関わるペットシッターやドッグホテルのスタッフとして働きながらもずっと「猫のためにできることはないのか?」と自問自答し続けたといいます。

 そしてついに2018年8月9日に保護猫カフェをオープン。吉田さんは「うちにいるのはNPO法人リトルキャッツから来た猫たちで、猫たちを新しい飼い主さんにつなげる受け皿になるのが、保護猫カフェの役割だと思うんです。一人でも多くの方に保護猫カフェの存在と、飼い主のいない保護猫を家族として迎えるという選択肢もあると知っていただきたいですね」と語ります。

保護猫カフェを卒業した猫さんたちの写真
卒業した猫さんたちの写真

 彼女の猫愛がヒシヒシと伝わってくる保護猫カフェでは、猫たちが家族との出会いを待っているのです。

(取材・平野敦子)

保護猫カフェ駒猫
住所:東京都世田谷区駒沢4-12-22 ティファーレ駒沢4F
TEL:03-6876-8465
営業時間:12:00~20:00
定休日:水曜
公式サイト:https://koma-neko.com
Twitter:@komanekocafe
Instagram:komaneko.café
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