癒やしのへそ天にゃんこ再び、保護猫もたくさん登場! 個性豊かな猫196匹の写真集
今や広く世に浸透した“へそ天”=動物が安心しておへそを天に向けて寝るリラックス姿。その第1弾写真集から1年、「もっと見たい」というリクエストに応えるように、公募写真集『へそ天にゃんこ2 心のマッサージめいっぱい』(三笠書房)が発売されました。保護猫の姿もたくさん。編著者のすむぞうさんに、へそ天愛や保護猫への思いを伺いました。
読み手の熱意が出版社を動かした
――1年ぶりにへそ天にゃんこの写真集がカムバック! 第1弾の反響と、今回の本を企画したいきさつを教えてください。
「世界初となるへそ天写真だけを集めた写真集の第1弾『へそ天にゃんこ』はテレビ番組(王様のブランチ)で取り上げられたり、『へそ天写真パネル展』が各地で開催されるなど、お陰さまで大好評をいただいております。第2弾写真集を期待する声も多数いただき、昨年の夏、インスタグラムの公式アカウントにてへそ天の写真公募を始めると、“お祭り”のように盛り上がって約15000枚もの写真が集まり、そのどれもが魅力いっぱい。飼い主さんや読み手の皆さまの熱意が出版社を動かし、待望の第2弾が誕生しました」
――今回は196匹のへそ天にゃんこが登場。制作中に再発見したことはありますか?
「さすが猫さん!我々人類の想像の斜め上をいく奇抜な写真も多数あり、今回はさらに個性豊かな猫さんが大集結。ダイニャマイト級にパワーアップしています(笑)。見れば見るほど元気になる“にゃんこセラピー”効果が抜群で、心のマッサージがめいっぱいできると思います」
コロナ禍に癒やしを届けたい
――心のマッサージは今、誰もが求めていると思います。すむぞうさんのへそ天愛を、あらためてお聞かせください。
「コロナ禍という目に見えない不安が蔓延(まんえん)する世の中になってしまい、改めて、安心して暮らせる世の中がいかに大切かを考えさせられます。そんな中、へそ天姿という究極にリラックスしている姿は、皆様に癒やしをお届けすることが出来ると自負しています。へそ天は、安心、安全、平和の象徴。“不安な気持ちでいっぱいの心”を少しでも癒やして、安らぎの心で満たしてあげる。そんなパワーが『へそ天にゃんこ』にはあると思うんです」
「『へそ天にゃんこ』を猫好きな方へ贈ったら喜ばれたという声をよく聞きます。癒やしって不思議なパワーを持っていて、“癒やされる人”も“癒やしを贈る人“も両方ハッピーな気分になれる。コロナ禍の中で会いたい人に会えない寂しさを感じている方も多いと思います。もし大切な方が猫好きでしたら、この本を癒やしのプレゼントとしてオススメします」
保護猫から教わったトキメキが活動の原点
――今回、保護猫のへそ天姿が目を引きます。救われた命がくつろぐ姿は格別ですね。
「とくに保護猫という分類での募集はしていませんが、第1弾の写真集の時から、多くの保護猫たちのダイナミックなへそ天写真が多数寄せられています。失われかけた小さな命が、素敵な飼い主さんとの出会いで家族の一員となり、安心してへそ天姿になる……。命を預かるわけですから、簡単なことではないのですが、迎え入れた猫たちの『失われかけた命の輝き、新しい家族との絆』に触れさせていただき、何度も感泣しました」
――印税の一部は保護団体に寄付されるとか。
「微力ながらNPO団体等への寄付を行っています。『へそ天にゃんこ2』の初版の印税の一部は『どうぶつ基金』さんへ寄付を行いました。又、へそ天プロジェクトとしては、保護猫や保護犬がへそ天姿で安心して暮らしている姿を、写真集や写真展で見ていただくことで啓発活動につなげていきたいと思っています」
――すむぞうさん、保護動物に対する思いが深いのですね。
「じつは私、中学生の時、初めて同居した相手が保護猫だったんです。小雪が降る寒い夜に、ガリガリに痩せて震えている猫が突然自分の部屋を訪ねてきて、一緒に暮らし始めました。人生に悩みがちな多感な時期に、ゴロゴロとのどを鳴らしながら擦り寄ってくれる存在から、生まれて初めてのトキメキを教わりました」
「過酷な状況から抜け出した猫と心を寄せ合った時のしあわせを、そんなふうに私自身も経験しているのですが、各ご家庭のペットとの様々なシチュエーションでそれぞれに物語があると思います。近い将来、そんな命のストーリーを、へそ天の写真と共に“へそ天写真展”という形で展示して見ていただく機会を作ろうと思っています。お楽しみに!」
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