まるで山の別荘! 譲渡型猫カフェ兼保護猫ホーム「ねこらぼ」
愛知県安城市初となる猫カフェ「ねこらぼ」が昨年10月オープンした。店名の由来は、猫・コラボ・ラボラトリー(研究所)。その名の通り、譲渡型猫カフェと保護猫ホームが一体になった施設だ。
保護猫との触れ合いだけでなく、飼い主の旅行や入院などで一時的に猫を預かるスペースもある。さらに、老いや病気など諸事情で飼えなくなった猫の新しい飼い主を探すか、終生を「ねこらぼ」で引き受けるかの相談まで受け付けている。
天然木のぬくもりが感じられるログハウスの店内は、寒い日には薪ストーブが焚かれ、夏はひんやりと涼しげ。今まではNPO法人「あんじょう地域ねこの会」として毎月市内の複合施設で譲渡会を開催してきた山本美由湖代表。
「野良猫トラブルを減らしたいとの気持ちから活動を続けてきましたが、多頭飼育で悩んでいる人や、猫を飼っているため施設に入れない高齢者などから色々な相談が寄せられるようになったのがオープンのきっかけです」と話す。今年3月1日現在で、既に14匹に新しい飼い主さんが見つかったそうだ。
かつてはデザイナーの仕事もしていた山本さんのセンスある内装やインテリアは、まるで山の別荘に来た気分。フリードリンクのカフェスペースでは持ち込み飲食も可能。地元就労支援事業所と連携して、清掃や猫のブラッシングなど、障害のある人たちに働く場も提供している。
2月22日猫の日には、プラ板でのオリジナル迷子札作りイベントが開催された。年配のお客さんは「今は猫が飼えない環境だから、ふれ合うことができてとっても癒されるわぁ」と笑顔で語ってくれた。
(取材・原田佐登美)
- 保護猫ホーム&カフェ ねこらぼ
- 住所:愛知県安城市二本木町長根85-2
TEL:080-1581-6663
営業時間:11:00~19:00(最終入店18:00)
定休日:火曜
公式サイト:https://anjocat.org/jyotokai
sippoのおすすめ企画
「sippoストーリー」は、みなさまの投稿でつくるコーナーです。飼い主さんだけが知っている、ペットとのとっておきのストーリーを、かわいい写真とともにご紹介します!
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。