犬の男前っぷりにほれぼれ! 観れば涼を取れる犬ぞり映画

 まだまだ油断は禁物のコロナ禍ですが、気がつけば7月となりました。今年も猛暑となりそうですが、マスク生活は当分の間、続きそうです。そこで今回は、観れば涼を取れそうな『野性の呼び声』など、おすすめの犬ぞり映画をご紹介します。

(末尾に写真特集があります)

ハリソン・フォード主演で、名作冒険小説を映画化

『野性の呼び声』© 2020 20th Century Studios
『野性の呼び声』© 2020 20th Century Studios

『野性の呼び声』を、すでに劇場や先行デジタル配信で観賞された方も多いと思いますが、ブルーレイ+DVDセットと4K UHDは、7月3日(金)にリリースされたばかりです。主演は「スター・ウォーズ」や「インディ・ジョーンズ」シリーズなどで、いまやハリウッドのレジェンドとなった名優ハリソン・フォードです。

 原作は、ジャック・ロンドンの世界的名作冒険小説で、これまでにも何度も映像化されてきました。今回はディズニーの実写版『アラジン』や『ライオン・キング』のクリエーターたちが手掛けたダイナミックな映像により、没入感にあふれた冒険アドベンチャー大作に仕上がりました。

 ハリソンが演じるのは、息子を失い、孤独な旅を続けている冒険家のソーントン。彼がある日人間に酷使されていたバックを救い出します。やがてソーントンは、バックと共に、未開の地へと冒険の旅に繰り出します。

 もはや、ハリソンがたたずむだけで、背景に“百戦錬磨の男”というストーリーを感じさせます。7月13日に78歳となるハリソンは、“いぶし銀”というよりも、永年保証の“ゴールド”を思わせる“現役バリバリ感”がみなぎっています。

リアルでとてもエモーショナルな犬っぷりが秀逸 『野性の呼び声』© 2020 20th Century Studios
リアルでとてもエモーショナルな犬っぷりが秀逸 『野性の呼び声』© 2020 20th Century Studios

 でも、それに引けを取らないほど、いや、主役はこちらというくらいの存在感を発揮しているのが、ソーントンの相棒となる犬バック。犬ぞりの先導にふさわしい男前っぷりにほれぼれします。

 心が洗われるような雄大な大自然ですが、バックたちにとっては、時に命をも脅かす恐ろしい大敵となります。実際に命からがら雪崩から逃れたり、激流をカヌーで下ったりもします。ただ、自然がどこまでも容赦ない分、バックたちの勇敢な生き様が際立っていきます。ソーントンから「お前は最高の相棒だ」とお墨付きをもらえるのも大いに納得。

 ハリソン自身も愛犬家で、実際に4匹の犬と暮らしていることが、 20世紀スタジオ公式チャンネルで明かされました。「それぞれ違う性格だから、私との関係性もそれぞれの特徴や性格によるんだ。映画の中で『私の犬も同じようなことをしていたな』と思い出させてくれる瞬間もあったよ」と述懐している点が非常に感慨深いです。

 ちなみに、実は劇中のバックを演じているのは、シルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマー出身で『猿の惑星』の猿役を演じたことでも知られるモーション・キャプチャーの名優、テリー・ノータリー。まさに、最新テクノロジーのたまものですが、犬の感情の機微が生々しく伝わってくるのは、ただのCGではなく、生身の俳優が繊細に表現しているからかと。

 とにかくリアルでとてもエモーショナルな犬っぷりが秀逸なので、そこもたっぷりと堪能していただきたい。

野性の呼び声 (吹替版)

野性の呼び声 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2020 20th Century Studios

高倉健演じる越冬隊員と樺太犬の再会に涙

つづいて、合わせて観たい犬ぞり映画をご紹介します。

南極物語

 日本が誇る映画界のレジェンド、高倉健主演の名作『南極物語』も、白銀の世界である南極大陸を舞台にした名作ということで、夏に観直したい1作です。

 本作は、1983年の公開当時、61億円の配給収入を挙げ、日本映画の歴代映画興行成績(配給収入)の堂々1位をマークしました。

 南極観測隊越冬隊員と、悪天候により南極の昭和基地に置き去りとなった樺太犬のタロとジロが1年後に再会するシーンは、涙を禁じえません。健さんや共演の渡部恒彦だけではなく、CGではない犬たちが見せる迫真の演技に感嘆!

『野性の呼び声』と同様に、極寒の大地に残された犬たちが織りなす過酷なサバイバル劇と絆のドラマは大いに見応えアリ。特に最後までタロとジロを守ろうとした、リーダーであるリキの統率力と包容力は、琴線と涙腺の両方を揺さぶります。

ポール・ウォーカー主演 リメイク版『南極物語』

南極物語(吹替版)

 こちらは『南極物語』を、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「インディ・ジョーンズ」シリーズなどのプロデューサーとしても知られるフランク・マーシャルがリメイクしたハリウッド版です。

 今は亡き人気スターのポール・ウォーカーを主演に迎え、主人公の設定もアメリカ人にシフトされた本作。当時キャンペーンで来日したポールは、犬との共演がとても有意義だったと熱弁していました。

 オリジナル版をベースにしつつ、ディズニー映画ということで、少し残酷さは控えめになっていますが、こちらも犬たちの熱演を大いにたたえたい感涙映画となっています。

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山崎伸子
ライター、ときどき編集者、カメラマン。映画やドラマのインタビューやコラムをメインに執筆。趣味は旅行、酒場&酒蔵巡り、パンダグッズ集め。好きな映画と座右の銘は『ライフ・イズ・ビューティフル』。実家に帰るとやんちゃなわんこが二足歩行でお出迎え。

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