寒い日はやっぱりおでん、なんと猫専用も 愛猫は喜んでパクパク

   寒い冬、アツアツのおでんがおいしい季節です。でも、飼い主だけの楽しみで、猫はいつも見ているだけ……と思っていたら、なんと猫のために作られた、おでんがありました。早速わが家の猫に食べさせてみました。

(末尾に写真特集があります)

   冬になると、我が家は鍋ばかり。週に2度くらい、おでんということもあります。好きな種は、つみれにはんぺん……魚系の湯気(匂い)につられるように、食いしん坊のオス猫「はっぴー」が寄ってきます。でも、塩分の多い練り製品は、腎臓に負担がかかるので、猫には“毒”。いつも「これはだめだよ」と諭していました。

   ところがです。先日、キャットフードを買いに行ったペットの専門店コジマで、「コジマ亭にゃんこ用おでん」なるものを見つけました。価格は税込みで329円。

”猫用おでん”に興味津々なはっぴー
”猫用おでん”に興味津々なはっぴー

   チキンスープ味と、いりこスープ味の2種類があり、容器はコンビニとそっくり。早速購入してみました。家でふたを開けると、“だし”に浸かった大根、つみれ、焼ちくわなどがビニール袋に入っていて、内容も人のおでんと遜色ありません。

   少し温めたら、香りもたつかと思い、鍋に移して少し火にかけて、猫用の皿にいれてみました。

「なになに?」。さっそく食いしん坊の「はっぴー」がやって来ました。

「いいよ、君のおでんだよ」

「はっぴー」は“いいの?”というような面持ちで、おでんの香りを嗅ぎ、それからペロペロ。具材は小さくカットされていますが、さらに箸で小さくほぐしてあげると、まずちくわをぱくっ、それからつみれをぱくっ……。今まで、猫用のケーキやおせちを体験したことがありますが、おでんとは予想外でした。

まずは出汁の味見から…
まずは出汁の味見から…

   発売元のコジマに問い合わせてみました。商品開発担当者によると、発売は20169月。毎年秋頃から数量限定でリアル店舗だけで販売しているとのこと。

「ワンちゃん用の食べ物はたくさん種類があるのに、猫ちゃん用は少ないとオーナー様よりリクエストがあって商品開発に至りました。猫ちゃんはグルメなので、当初は苦戦するかと思いましたが、予想を上回る結果となり、毎年販売数量もアップしています」

   商品としてどんなことにこだわったのでしょう?

「味や具材の大きさ、容量は、実際に弊社スタッフが飼っている猫ちゃんたちに協力をしてもらい、試行錯誤を重ねて今の形と味にたどり着きました。人間用食材を加工している工場で製造し、原料も人が食べるグレードのものを使用しています」

   おそるおそる私もだしの味見をしてみたら、かなり薄味でした。

「え、僕も食べていいの?」
「え、僕も食べていいの?」

「猫ちゃんもワンちゃんと同様、気温が下がる季節は水分摂取が少なくなり、水分不足になる傾向があります。そのため、いつもと違うごはんを用意して水分補給をしてもらえるように販売した商品でもあります。猫ちゃんたちと日本の四季のごはんを一緒に楽しんでいただき、家族の思い出をたくさん作っていただければ、という願いが込めています」

「はっぴー」の場合、大根には口をつけず、完食とはいきませんでしたが、それでも、おでんを食べる様子がとても愛らしく、飼い主として胸がほっこりと満たされたのでした。

「さて、今晩も寒いから、おでんにするけど、『はっぴー』どうする?」

藤村かおり
小説など創作活動を経て90年代からペットの取材を手がける。2011年~2017年「週刊朝日」記者。2017年から「sippo」ライター。猫歴約30年。今は16歳の黒猫イヌオと、2歳のキジ猫はっぴー(ふまたん)と暮らす。@megmilk8686

sippoのおすすめ企画

獣医師が解説 知っておきたい、猫と人をおびやかす寄生虫のこと

ときに健康を損なったり、命の危険すら及ぼしたりする寄生虫。愛猫のために、きちんと寄生虫の種類と対策を知っておくことは飼い主として必須です。

この特集について
ねこ飼い日記
古い魚屋の天井が崩れ、落ちてきた子猫「はっぴー」。その成長と、引き取った筆者との生活ぶりを同時進行でつづっています。
Follow Us!
編集部のイチオシ記事を、毎週金曜日に
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。


動物病院検索

全国に約9300ある動物病院の基礎データに加え、sippoの独自調査で回答があった約1400病院の診療実績、料金など詳細なデータを無料で検索・閲覧できます。