野良猫の不妊去勢手術、ふるさと納税で寄付募る 大阪・和泉市 

野良猫の不妊去勢手術を中心とした事業への寄付を募っている(2016年、和泉市で撮影)
野良猫の不妊去勢手術を中心とした事業への寄付を募っている(2016年、和泉市で撮影)

 大阪府和泉市が、二つの事業についてふるさと納税の仕組みで寄付を募る「ガバメントクラウドファンディング」(GCF)に取り組んでいる。行政だけでは解決が難しい市政の課題への関心を広げるねらいだ。

 市久保惣(そう)記念美術館一帯で市が進める「和泉・久保惣ミュージアムタウン」構想のPR(目標250万円、10月29日まで)と、野良猫の不妊去勢手術を中心にした「猫の命を守るプロジェクト」(同100万円、12月29日まで)の2事業。

和泉市が野良猫対策の寄付をした人に贈るステッカー(同市提供)
和泉市が野良猫対策の寄付をした人に贈るステッカー(同市提供)

 ともに「ふるさとチョイス」と市いずみアピール課(0725・99・8101)で寄付を受け付けている。寄付者には記念品を贈る。

 市は、国宝2点、重要文化財29点を持つ久保惣美術館周辺を、アートで彩られる街にする構想を2017年に始めた。また、苦情が増えている野良猫への不妊手術の助成(上限5千円)も16年度にスタートした。

 どちらの事業も、市民の協力が不可欠だ。関心を高めようと、GCFの手法で資金を集めることにした。「久保惣」では収蔵作品をデザインしたマンホールやポストカードの制作費など、「猫」では助成や啓発にかかる経費に充てる。21日現在、「猫」は101万円を集めて目標を達成したが、「久保惣」は目標の4割の99万円と苦戦気味だ。

 市は、今年6月からふるさと納税への返礼品への規制が強化されたのを機にGCFへの挑戦を決めた。市の担当者は「事業への共感を広げたい」と話す。
(加戸靖史)

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朝日新聞
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